入れ歯のメンテナンスの重要性

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「入れ歯のメンテナンスの重要性」について、お話しますね。

国債医療福祉大学大学院教授・竹内孝仁氏の提案で発足した「自立支援歯科学」という学問分野があります。

要介護高齢者を対象に入れ歯の調整と心身の変化(QOL・ADL)との関連性について調査研究が行われています。

実験では、流動食・刻み食だった多くの高齢者が、入れ歯の調整をしたこで固形物(りんご、いなりずし、ようかんなど)を食べられるようになり、前歯で噛む訓練を経て普通食が食べられる状態まで噛む力を取り戻していきました。

それによって、認知症が改善するケースもみられています。

また正しい噛み合わせになったことで身体機能が向上し、それまで車いすだったのが歩行器を使って自分で歩けるようになった人もいたそうです。

“しっかり噛める”ということが、どれほど重要なことなのかがよくわかりますね。