入れ歯のお手入れと肺炎予防

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「入れ歯のお手入れと肺炎予防」について、お話をしたいと思います。

高齢の方にとって、口腔環境の悪化は誤嚥性肺炎を引き起こす原因となったり命と密接に関わってきます。

入れ歯を毎日清掃する方と比べて毎日清掃しない方では、肺炎発症率が高いという調査結果も出ています。

不潔な入れ歯を使い続けると入れ歯の表面に「デンチャープラーク」という細菌の塊が付着します。

この細菌が気管に侵入することで、肺炎を引き起こす原因となります。

入れ歯ケアについて、少しお話しますね。

入れ歯を磨く際は、入れ歯本体を傷つけないように歯磨き粉などは使用せず、丁寧に磨くをことを心がけてください。

就寝時は外して、洗浄液につけておくことをおすすめします。

一日一回程度、入れ歯の洗浄液につけることで、殺菌し清潔さを保つことができます。

入れ歯を外したあとは、ご自身のお口の中もしっかりケアをしましょう。

残っているご自身の歯はもちろん、歯肉や舌の汚れを落とすことも大切です。

おでこ体操

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「おでこ体操」について、お話をしたいと思います。

お口の病気は、初期の自覚症状があまりない方が少なくありません。

むし歯や歯周病もそうですが、とくに「かみにくい」「飲み込みにくい」などのオーラルフレイルは、気づかないうちに進行しています。

飲み込む力が弱いと、飲食物が気管に入りやすくなり、誤嚥性肺炎や窒息につながる危険があります。

高齢者の死因上位にある「誤嚥性肺炎」は、細菌の混じった飲食物や唾液が誤って気管に入り、肺まで侵入して起きる肺炎です。

日頃の口腔内ケアと歯科検診時の歯のクリーニングで、常に口腔内の悪い細菌を減らしておきたいですね。

また「飲み込む力を鍛える」ことも大切です。

飲み込む力(のどの筋力)を鍛えるトレーニング方法の1つに、「おでこ体操」があります。

おへそをのぞくようにあごを引き、おでこに手の付け根を当て、手とおでこを押し合います。

5秒程度行うとよいでしょう。

もちろん「かむ力」も大切です。

むし歯や歯周病で痛くて噛めない状態や入れ歯が合わないまま放置すると、どんどん「かむ力」が弱くなってしまいます。

お口のトラブルは放置せずに、歯医者さんで治療をしましょう。

気になるご症状があれば、まずはかかりつけの歯医者さんを予約してみてはいかがでしょうか。

入れ歯のお手入れについて

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「入れ歯のお手入れ」について、お話します。

残った歯と同じように、入れ歯にも歯垢や歯石、茶しぶ、たばこのヤニ、食べかすが付着します。

残っている歯も入れ歯もきちんとケアしなければ、残っている歯を失う原因となります。

入れ歯が不衛生だと、口臭や義歯性口内炎、誤嚥性肺炎、味覚障害などの病気にかかりやすくなります。

入れ歯を専用のブラシまたは歯ブラシで洗う際は、落下防止のために水の張った洗面器の上などで行うとよいでしょう。

ブラッシングの後は、入れ歯洗浄剤を使用すると良いですね。

残った歯の歯磨きだけでなく、歯肉のみの部分も口清掃用のスポンジや歯ブラシなどを活用し、汚れの除去やマッサージを行うこともお手入れのポイントです。

また、あたって痛い、うまくかめない、話しづらいなど、入れ歯が合わないと感じたら早めにかかりつけ歯科医にご相談ください。

合わない入れ歯を長期間使用することで、体全体に様々な悪影響をもたらす場合があります。

毎日の正しいケアと定期的な歯医者さんの検診とクリーニングで、いつまでも美味しくかめて、楽しく話せて、笑うことができる毎日を過ごしたいですね。

2022年2月3日 | カテゴリー : 入れ歯, 口臭 | 投稿者 : smile_user

入れ歯のメンテナンスの重要性

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「入れ歯のメンテナンスの重要性」について、お話しますね。

国債医療福祉大学大学院教授・竹内孝仁氏の提案で発足した「自立支援歯科学」という学問分野があります。

要介護高齢者を対象に入れ歯の調整と心身の変化(QOL・ADL)との関連性について調査研究が行われています。

実験では、流動食・刻み食だった多くの高齢者が、入れ歯の調整をしたこで固形物(りんご、いなりずし、ようかんなど)を食べられるようになり、前歯で噛む訓練を経て普通食が食べられる状態まで噛む力を取り戻していきました。

それによって、認知症が改善するケースもみられています。

また正しい噛み合わせになったことで身体機能が向上し、それまで車いすだったのが歩行器を使って自分で歩けるようになった人もいたそうです。

“しっかり噛める”ということが、どれほど重要なことなのかがよくわかりますね。

入れ歯は、時間をかけて「慣れる」「調整する」必要があります。

入れ歯は慣れです

こんにちは、院長の水野です。

今日は入れ歯についてお話しますね。

入れ歯は、時間をかけて「慣れる」「調整する」必要があります。

靴をイメージするとよいかもしれません。

新しい靴は疲れやすかったり、痛かったりすることがありますが、履き続けることで、足に馴染んでゆき快適に歩くことができるようになります。

入れ歯も同じです。

食事や話し方になれ、痛みや違和感があるときは調整し、徐々にお口に馴染ませてゆくことが必要です。

話方は、「サ行」と「タ行」の言葉が話しづらくなることがあります。

声を出して本を読むなどの練習で歯やく慣れることができます。

また、最初は柔らかいものや小さく切った食べ物から始めるとよいでしょう。

慣れてきたら、徐々に固いもの、大きいものにしてゆきます。

このようなトレーニングをすることで、入れ歯に早く慣れることができますので、ぜひ試してみてください。

2018年9月19日 | カテゴリー : 入れ歯 | 投稿者 : smile_user

歯を抜いたその後の治療法

こんにちは、院長の水野です!

今日は、歯を抜いたその後の治療法についてお話しますね。

失った歯を補う治療法にはブリッジ、入れ歯、インプラントなどがあります。

ブリッジは固定式で違和感がありませんが、支えとなる歯を削る必要があります。

入れ歯はほとんどの方に適応でき費用の負担も少なくすみますが、違和感があり噛む力も弱まるため慣れるまでに時間と調整が必要になる場合があります。

インプラントは見た目は天然の歯と変わらず、違和感もほとんどありませんが
保険が適用されず、治療期間も長くなり手術が必要なため、しっかり説明を受けることが大切です。

またブリッジや入れ歯にも保険適用外のものもあり、見た目や機能性のよくすることもできるんですよ。

歯を抜いた後の治療法は、お口の状態や全身疾患の有無などで最適な治療法が変わってきますので、必ずしも患者さんのご希望に沿うことができない場合もあります。

当院では、インフォームドコンセントに重点をおき、患者さまの意向を十分に理解した治療に最善を尽くすよう常に意識しています。

早めのご相談で選択肢が増える場合もありますので、どうぞ歯科検診などで気軽にご来院くださいね。

スマイル歯科の補綴治療

こんにちは、院長の水野です。

今日は、補綴(ほてつ)治療についてお話しますね。

補綴治療とは、歯を失った部分を補う治療で、入れ歯、ブリッジ、クラウンなどの治療法があります。

当院では治療に要する時間や費用、患者さまのご希望に合わせて、最善な治療法をご提案しています。

時々、詰め物やかぶせ物が取れてしまっても長い期間放置し、痛みが出てから来院される方がいます。

詰め物やかぶせ物は、歯をなくした部分に人工の歯を入れて見た目をよくする、というだけではありません。

歯の形態を整えることに加えて噛む、咀嚼する、しゃべる、嚥下するなどの、歯が持つ機能を回復させるための治療でもあるのです。

そのために、当院ではもっとも大切な「かみ合わせ」の調整に力を入れています。

実はわたしたちの歯は、ただ単に上下の歯をかみ合わせて当てれば噛めるというほど単純ではありません。

噛みちぎるという垂直的なかみ合わせと、すり潰すという水平的なかみ合わせの両方を兼ね備えたかみ合わせを持つ特徴と複雑さを再現させる必要があります。

当院では、満足な咀嚼機能を回復維持するために、顎関節の状態や筋力、年齢的なお口の変化や性差、さらには噛む力の違いや噛み癖なども考慮しながら治療を行っています。

もし銀歯などが取れてしまったら、放置せずに早めに歯医者さんへ行くことをお勧めします。

ノンクラスプデンチャーについて

こんにちわ、院長の水野です。

今日は、金属バネのない入れ歯(義歯)についてお話しますね。

入れ歯は、ほとんどの方に適応でき費用の負担が少なくすみます。

しかし、保険適用の入れ歯は、金属バネが露出しているため見た目を気にされる方も少なくありません。

保険適用外の入れ歯は、様々なタイプがあり、見た目や快適さ、機能性などを向上させることができます。

当院では、ナチュラルデンチャーという審美性に優れた保険適用外の入れ歯も取り扱っています。

入れ歯のデメリットである噛む力が低下したり、毎日の洗浄が必要になるなどの部分が改善されるわけではありませんが、審美性がとても向上するため満足される方が多いです。

お気軽にご相談ください。

入れ歯のケア

こんにちは、院長の水野です!

今日は、入れ歯のケアについてお話します。

入れ歯には歯垢や細菌など汚れが付着しています。

これらが口の中で繁殖すると口臭や残存歯のむし歯、歯周病や義歯性口内炎、さらには様々な要因とともに全身の病気へと発展していく恐れがあります。

からだの健康のためにも、入れ歯を清潔に保つことはとても大切ですね。

食べカスなどをブラシで清掃し、入れ歯洗浄剤などで除菌するなどの毎日のケアが重要となってきます。

また専用ブラシや洗浄剤で落ちない汚れは、やすりなどで無理に取ろうとすると破損の原因となります。

無理に取ろうとせず、歯医者さんに相談なさってください。

高齢者の疾病と口腔管理研修会に参加しました

こんにちは、院長の水野です。

昨夜は、保険医協会の研修会に参加しました。

「高齢者の心身の特性、緊急時の対応について」
「高齢者の口腔機能管理のあり方」

が演題でした。

当院では、
ご来院される元気なご高齢者の患者さまがいつまでも健康でいられるよう、
口腔介護の知識と予防意識を持って、治療にあたっています。

日々進化する医療技術をキャッチし、患者さまが安心して頂ける医療の提供に努めたいと思います。