更年期と口腔環境について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「更年期と口腔環境」について、お話しますね。

更年期でホルモンバランスが崩れると、唾液の量が減少しやすくなります。

唾液には、口内の保湿や殺菌作用などさまざまな役割があり、唾液が減ることで歯周病やドライマウス、むし歯のリスクが高くなります。

とくに歯周病は、血液を介して全身に悪影響を及ぼすため、しっかりと予防したいものです。

歯周病の主な原因は、歯磨きで取り除けなかった細菌のかたまりです。

これが歯と歯肉の境目にたまると炎症が起き、悪化すると、歯の根を支えている歯槽骨が溶けて、歯が抜けてしまいます。

また、糖尿病や動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞などのさまざまな病気リスクが上がってしまいます。

歯周病の初期は、歯肉が赤くなり出血しやすくなるものの、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。

しばらく歯医者さんに行っていなかったりお口の中の不調を少しでも感じたら、一度、歯科検診を受けることをおすすめいたします。