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四街道スマイル歯科のクリニックブログ

クリニックブログでは、歯に関する情報や症例、当院の取り組みなどを紹介しています。
毎週水曜日の週1ペースでのんびりと更新しています。

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お子さんのフッ素塗布について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「お子さんのフッ素塗布」について、お話をしたいと思います。

フッ素塗布とは、むし歯を予防するために歯医者さんで高濃度のフッ素を歯の表面に塗る処置のことです。

フッ素には歯を修復する再石灰化を促す効果のほかに、歯質を強化する効果、むし歯菌を抑制する効果があり、むし歯予防に欠かせない処置のひとつです。

ミネラル成分の再石灰化とは、歯の表面から失われたカルシウムなどのミネラルが再び取り込まれることで、歯を修復する作用のことです。

フッ素は再石灰化を促進するため、初期むし歯の小さなダメージを修復できます。ごく初期のむし歯であれば自然治癒も望めるでしょう。

歯の表面のエナメル質はハイドロキシアパタイトと呼ばれる成分でできていて、むし歯菌の出す酸に溶けやすい特徴があます。

高濃度のフッ素を塗布することで、歯の表面のハイドロキシアパタイトとフッ素が結合し、フルオロアパタイトとなって歯の表面が強化されます。

むし歯の主な原因菌であるミュータンス菌は、フッ素を取り込むと酸を放出する能力が低下し、酸による歯の溶解を抑えることができます。

生えたばかりの永久歯は歯質が弱く、むし歯のリスクが高いため、定期的に歯医者さんで高濃度なフッ素を塗布することで、乳幼児のむし歯予防に高い効果を期待できますね。

また、歯医者さんでの定期健診でお口の中の状態も都度確認するため、むし歯の早期発見にもつながります。

フッ素はミネラルの一種で、魚介類や茶葉など、普段口にする食材などに含まれる成分なので、歯が生え始めたばかりの赤ちゃんでも安心して受けることができますよ。

最近では、フッ素配合歯磨き剤や洗口液など、フッ素の入った市販の商品もよく見かけるようになりました。

市販の歯磨き粉はフッ素濃度が1,000 ppm前後であるのに対し、歯科医院で使用されるフッ素の濃度は約9,000 ppm前後です。

市販のフッ素入り歯磨き粉は、歯医者さんのフッ素ほど濃度が高くありませんが毎日のケアに取り入れるのは良いと思います。

定期的に歯科医院でフッ素塗布をし、ご自宅での毎日のケアでフッ素の入った市販のハミガキ粉などを併用なさるとより効果的です。

フッ素塗布の施術の流れを説明しますね。

フッ素塗布の施術は2~5分程度で終わりますが、その後フッ素が浸透するまで待ちます。

フッ素の塗布後は1時間程度、飲食を控えて頂きます。

お子さん用のフッ素はフルーツ味などが多く、当院ではりんご味やレモン味を用意しています。

お子さんの乳歯が生え始めたら、一度、かかりつけの歯医者さんを受診してみてはいかがでしょうか。

糖尿病と歯周病の関係

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「糖尿病と歯周病の関係」について、お話をしたいと思います。

糖尿病は、インスリンの量が不足したり、インスリンが十分に効果を発揮できなかったりして、血糖値が高くなる病気です。

糖尿病の血糖コントロールが悪化する要因のひとつに歯周病があります。

歯周病は歯にこびりついた「プラーク(歯垢)」にすみつく「歯周病菌」の繁殖によって起こる感染症で、歯そのものではなく、歯の周りの歯肉に炎症を起こします。

初期の頃は、歯肉炎といわれ、歯ぐきのふちが炎症した状態でがすが、歯肉炎が進行すると歯周病になり、歯槽骨が溶け始め、出血も多くなり、歯がぐらつきはじめます。

歯周病が手遅れになると、歯を残すのは難しくなります。

歯周病の治療や悪化の防止は血糖コントロールの改善につながるため、口腔環境を良好に保つセルフケアの継続が大切です。

歯周病と糖尿病は、相互に影響しあうため、口腔環境の悪化は負のスパイラルを招いてしまいます。

負のスパイラルを招かないためにも、日頃からのセルフケアがとても大切になってきます。

普段のケアで、歯ブラシだけを使用されている場合は、歯間ブラシやマウスウォッシュなども併せて活用すると良いでしょう。

歯と歯の間に溜まる汚れは、歯ブラシだけでは除去できません。

フロスや歯間ブラシなどを合わせて使うことで、むし歯や歯周病の予防につながります。

もしフロスや糸ようじなどを使用して出血が続く場合は、歯茎の炎症や不適切な使用方法が原因の場合があるので、かかりつけの歯医者さんに相談なさってください。

また定期的に歯医者さんを受診し、お口の中のクリーニングを行うとより効果的です。

歯石は歯垢の磨き残しによって形成されますが、 歯垢とは違って、一度ついてしまった歯石は歯磨きで取り除くことはできません。

歯医者さんにあるスケーラーと呼ばれる専用の器具で、歯のクリーニングを行うことが必要です。

定期的に歯医者さんへ行き、歯周病やむし歯、口臭の原因である「歯石」を取り除くと良いでしょう。

歯周病は歯周病菌に感染することで起こる、言わば細菌の感染症です。

そのため、『からだの免疫力』を上げて細菌への感染のリスクを低下させることも大切です。

十分や睡眠や適度や運動、バランスの良い食事などを心がけると良いですね。

また、禁煙すると歯周病になるリスクを減らすことができます。

忙しい日々の中で、歯の健康に十分な時間を割くのはとても難しいことですが、できる時にできることをコツコツ行うだけでも、5年後、10年後の口腔内の結果は変わってくると思います。

当院では、患者さま一人ひとりのライフスタイルに沿って、歯とお口の健康をサポートしていますので、どうぞ気軽にご相談ください。