
クリニックブログでは、歯に関する情報や症例、当院の取り組みなどを紹介しています。
毎週水曜日の週1ペースでのんびりと更新しています。

こんにちは、院長の水野です。
ある日、お子さんの歯みがきをしていたら「歯ぐきから血が…!」とびっくりされた経験、ありませんか?
そんな歯ぐきの出血=歯肉炎について、家庭でできるケア方法をわかりやすくお伝えしますね。
【仕上げみがきは親御さんの大切な役割】
子どもが自分でしっかり歯をみがけるようになるのは、だいたい10歳前後です。
それまでは「自分でみがく」は練習で、本当に汚れを落とすのは親御さんの仕上げみがきです。
おすすめの体勢は、
・小さい子は膝に寝かせてみがく「寝かせみがき」
・小学生くらいなら後ろからそっと抱えるようにみがくと安定します。
歯ブラシはペンのように持ち、力を入れすぎず、歯と歯ぐきの境目を意識して小さく動かすのがコツです。
前歯の真ん中にある筋(上唇小帯)に歯ブラシが当たると痛いので、指でそっと守ってあげましょう。
【歯医者さんに相談すべきタイミング】
毎日ケアしているのに、
・1週間以上たっても出血や腫れが治らない
・赤みや腫れがどんどんひどくなる
・痛みが強い、膿が出る
・永久歯がグラグラしている
・高熱や口の中に水ぶくれがある
こんなときは、迷わず歯医者さんへ!早めの相談が安心につながります。
【定期検診は3~4ヶ月に1回がベスト】
「半年に1回でいいんじゃない?」と思われがちですが、子どものお口はどんどん変化します。
3〜4ヶ月に1回の検診で、虫歯や歯肉炎の予防がぐっとしやすくなりますよ。
歯科者さんが塗布する高濃度フッ素の効果を持続させるのにも、ちょうどよい期間です。
【さいごに】
親御さんの仕上げみがきとフロスが、お子さんの健康を守る最強の味方です。
毎日のケアは大変なこともありますが、親子で楽しみながら続けていきましょう!
お子さんの笑顔のために、私たち四街道スマイル歯科も全力でサポートします。
こんにちは、院長の水野です。
今日はスポーツ歯科について、私の想いをお話ししたいと思います。
日々、さまざまな患者さんと接する中で、スポーツをされる方々がいかに口腔の健康を大切にしているかを実感しています。
特に競技に真剣に取り組まれている方々にとって、歯や顎を守ることはとても重要です。
スポーツ用マウスピース(マウスガード)は、ただの装備ではなく、「パフォーマンスを支える大切な保護具」であると私は考えています。
スポーツマウスピースの役割
人は運動中、無意識に歯を強く噛みしめています。
この「食いしばり」は瞬発力を生み出す一方で、顎関節に負担をかけたり、歯を損傷する原因にもなります。
特にコンタクトスポーツ(ラグビー、バスケットボール、サッカーなど)では、衝撃による歯の破折や顎の骨折が発生するリスクが高いです。
スポーツマウスピースを装着することで、これらの外傷を未然に防ぐことができます。
また、スポーツ用マウスガードの着用は、脳震盪(のうしんとう)の予防にもなるとされています。
衝撃をやわらげることで、頭部へのダメージを軽減する効果が期待できるのです。
スポーツが盛んな国々ではすでに広く普及しており、例えばアメリカでは毎年約20万件ものスポーツ外傷がマウスピースの装着によって防がれているという報告があります。
また、オーストラリアのジュニアバスケットボールリーグでは、試合時のマウスガード着用が義務付けられています。
プレーの質を向上させるために
スポーツマウスピースは単に「歯を守るためのもの」ではありません。
適切にフィットしたマウスピースを装着することで、身体がリラックスし、集中力を高める効果が期待できます。
歯をくいしばることで生じる顎関節の圧迫を緩和し、本来の実力を最大限に発揮できる状態へと導いてくれるのです。
市販のものと比べ、歯列にぴったりとフィットするため違和感が少なく、競技中も快適に使用できる点が大きな特徴です。
スポーツを楽しむための健康管理
スポーツに真剣に取り組むためには、健康管理も欠かせません。
歯の健康を保つことで、食事の摂取がスムーズになり、運動時のエネルギー補給にも影響を与えます。
また、歯の噛み合わせが正しく機能することで、姿勢や筋力バランスにも関係してくるのです。
スポーツに打ち込む皆さんが安全に、そしてベストな状態でプレーできるよう、四街道スマイル歯科は全力でサポートいたします。
スポーツ用マウスピースに興味のある方、またはご自身に合ったものを作りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
一緒に、皆さんのプレーをより良いものにしていきましょう!