クリニックブログでは、歯に関する情報や症例、当院の取り組みなどを紹介しています。
毎週水曜日の週1ペースでのんびりと更新しています。
こんにちは、院長の水野です。
今日は、「口腔がん」について、お話をしたいと思います。
厚生労働省が公表した2022年人口動態統計月報年計によると、死因別で最も多いのは、がん(悪性新生物)の38万5787人で全体の24.6%でした。
そのうち、口唇や口腔及び咽頭がんで死亡したの人数は8,429人です。
また、肺炎での死亡者数は7万4002人で、そのうち誤嚥性肺炎は5万6068人でした。
歯科検診や歯のクリーングで歯科医院を訪れた際に、長引く口内炎や舌のできものを相談したところ口腔内のがんが見つかったという話は時々あります。
また誤嚥性肺炎は、口腔内を清潔にすることで予防につながります。
口腔内を清潔に保ち、健康な歯を多く残すことで将来の健康につながります。
しばらく歯科医院に行っていないと思ったら、一度、お近くに歯科医院を受診してはいかがでしょうか。
こんにちは、院長の水野です。
今日は、「スポーツマウスガード」について、お話をしたいと思います。
「スポーツマウスガード」という言葉は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
マウスガードの着用率は1994年で2%でしたが2001年には86%にまで上昇しました。
それに伴い、受傷率が23%から12%に減少しています。
(川良 美佐雄 マウスガードの機能と効果、臨床スポーツ医学2003より)
ボクシングやアメリカンフットボール、ラクロス(女子)、インラインホッケーなどスポーツマウスが義務化されているスポーツがあります。
また柔道やレスリング、サッカーやバスケットボール、体操などのマスガードの装着を推奨するスポーツも数多く存在します。
スポーツマウスガードは身近な存在となってきているのが分かりますね。
スポーツマウスガードを装着することで、歯や顎の保護、口腔周囲の怪我防止、脳震とうの予防につながります。
スポーツマウスガードは2種類あります。
1つは、マウスフォームドタイプで、店頭やインターネットで購入して装着します。
もう1つは、カスタムメイドタイプです。
カスタムメイドタイプは、歯科医院で歯型をとって作るオリジナルです。
激しいスポーツをなさっていたりケガの心配が強い方は、カスタムメイドタイプをおすすめします。
自費診療のため費用はかかりますが、競技にあった強度の素材を選択してご自身の歯型に合わせて作るため、適合度や効果が高いためです。
マウスガードは嚙み合わせを良くするため、身体機能の向上にも期待できると言われています。
興味のある方は、お近くの歯科医院で一度相談されてはいかがでしょうか。