
クリニックブログでは、歯に関する情報や症例、当院の取り組みなどを紹介しています。
毎週水曜日の週1ペースでのんびりと更新しています。
こんにちは、院長の水野です。
今日は、「入院時の口腔ケア」について、お話をしたいと思います。
入院中は、治療内容にもよりますが絶食をしたり、場合によっては酸素投与や人工呼吸器を装着することもります。
そうなると、唾液の分泌が減ってしまったり口の中が乾燥しがちになり、口腔内の細菌数が増えやすい状態になります。
入院中も十分な歯磨きができれば一番良いですが、難しい場合にはマウスウォッシュを活用しても良いかもしれません。
コンクールFという薄めるタイプのマウスウォッシュの活用方法をご紹介しますね。
歯磨き粉を使って歯磨きをした場合は口の中の歯磨き粉を除去するまでは中断できません。
マウスウォッシュであれば、薄めたものを紙コップに入れて、それを歯ブラシやスポンジにつけて(誤嚥防止のため水気は軽くとる)ブラッシングや粘膜ケアを行うこともできます。
また口の中の乾燥が気になる方は、マウスリンスやマウスジェルなどの口腔保湿剤を活用するのもよいでしょう。
ご自身でブクブグとうがいができたり洗面台まで行けるのでしたら、マウスリンスが良いと思います。
それが大変な場合は、口の中に塗ったり舐めたりするだけでOKなジェルタイプが良いかもしれません。
あらかじめ入院する予定がわかっている場合は、早めにかかりつけの歯医者さんで歯のクリーニングや虫歯治療をなさってください。
こんにちは、院長の水野です。
今日は、「生え始めたばかりの乳歯」について、お話をしたいと思います。
0歳のお子さんの生え始めたばかりの乳歯の歯並びを心配なさる親御さんは少なくありません。
歯は骨の中で作られますが、その時点ではきれいに並んでいないため、生えるときには曲がったり前後にずれることはよくあることです。
歯の生えそろう3歳くらいまでは、歯並びの形成途上なので事前に治るのを見守っても大丈夫ですよ。
歯並びは遺伝による影響のほか、口の周囲の筋肉の発達も重要です。
離乳食は、お口の発達に合わせた食材を適切な形状で与えましょう。
歯並びやかみ合わせの健全化につながってゆきます。
また、小さいうちから歯磨きを習慣にしたいですね。
1歳半健診くらいのタイミングで、かかりつけの歯科医を探しみるとよいでしょう。