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四街道スマイル歯科のクリニックブログ

クリニックブログでは、歯に関する情報や症例、当院の取り組みなどを紹介しています。
毎週水曜日の週1ペースでのんびりと更新しています。

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口腔ケアとメタボリックシンドローム

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「口腔ケアとメタボリックシンドロームの関係」について、お話をしたいと思います。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは、内臓脂肪型肥満をきっかけに動脈硬化のリスクが相乗的に高まっている状態をいいます。

歯周病は歯にこびりついた「プラーク(歯垢)」にすみつく「歯周病菌」の繁殖によって起こる感染症で、歯の周りの歯肉に炎症を起こします。

歯周病が進行すると、歯槽骨が溶けて出血と共に歯がぐらつきはじめ、最期には歯ぐきがブヨブヨになり、噛むと痛みを感じます。

歯周病菌が歯ぐきで生じた炎症物質は、歯ぐきの血管から血流にのって全身に感染し、全身でさまざまな影響を起こすことがわかっています。

メタボリックシンドロームと歯周病の関連性について検討している久山町コホート研究によると、メタボリックシンドロームの5つの診断基準のうち陽性項目が4つ以上の人は、健常者に比べて歯周病のリスクが6.6倍に上昇していることがわかりました。

また歯周病の人はメタボリックシンドロームになりやすく、悪化しやすいこともわかっています。

歯周病とメタボリックシンドロームの関係は基礎・臨床研究の両側面から実証されてきているようです。

初期の歯周病は自覚症状がほとんどありませんから、厄介ですね。

毎日の歯ブラシに加え、定期的に歯医者さんへ行き検診と歯のクリーニングをすることをお勧めします。

毎日の歯みがきのポイント

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「毎日の歯みがきのポイント」について、お話をしたいと思います。

毎食後に丁寧なブラッシングができればもちろん良いですが、勤務中であったり、都度十分な時間をとるのはなかなか難しいかと思います。

よだれには口の中の細菌を洗い流す自浄作用がありますが、寝ている間は唾液の分泌量が減るため、細菌が増殖して歯垢を生成します。

乳歯のお子さんの場合は、1日1回以上の自分で歯みがきと、寝る前に親御さんが仕上げ磨きをしっかりするだけでもむし歯予防に大きく貢献します。

大人の方も寝る前の歯みがきはとても大切です。

就寝前にいつもの歯ブラシにプラスして、洗口液でのうがいや歯間ブラシを使用してはいかがでしょうか。

ま病気や妊娠中のつわりで歯ブラシができない時は、洗口液でうがいをするだけでも違います!

うちのママさんスタッフは、子どものおやつをキシリトールのチョコやアメに変えている方もいました。

毎日のセルフケアにプラスして、定期的な歯医者さんでの検診とクリーニングもおすすめです。