セルフケアのポイントについて

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「セルフケアのポイント」についてお話しますね。

「予防歯科」という言葉は、テレビCMなどでも耳にする機会は増えているのではないでしょうか。

今日は、毎日のセルフケアを効果的に行うためのポイントをお話しますね。

久しぶりに歯医者さんの定期健診に行って、歯垢が貯まっていますね、と言われたことがあるかもしれません。

歯垢とは、歯の表面に付着している細菌の固まりで、むし歯の原因になります。

唾液には口の中の細菌を洗い流す自浄作用がありますが、寝ている間は唾液の分泌量が減るため、細菌が増殖して歯垢を生成します。

乳歯のお子さんの場合は、1日1回以上の自分で歯みがきと、寝る前に親御さんが仕上げ磨きをしっかりするだけでもむし歯予防に大きく貢献します。

大人の方も寝る前の歯みがきはとても大切です。

また、歯みがきの際に、フロスや歯間ブラシも一緒に使うと効果的です。

歯周病の治療

こんにちわ、院長の水野です!

今日は、「歯周病の治療」についてお話しますね。

歯周病は、主に歯と歯茎の間の汚れが原因となり、歯の周りの組織に炎症が広がる病気です。

病気が進むと痛みや膿が出たり、骨に炎症が起こると徐々に溶けていくので、そこに支えられている歯がグラグラして抜けてしまいます。

歯周病は、歯肉炎(歯肉が炎症を起こした状態)と歯周炎(歯肉炎を放置して骨が溶けて始めている状態)の2種類に区別されます。

歯周病の治療は、原因となる汚れの除去が基本となります。

歯肉炎の場合は歯の表面の歯垢を除去しますが、歯周炎がひどくなると歯茎ぐき中の歯垢除去などを丁寧に行います。

治療を行うことで炎症が治まり、歯茎が引き締まり、出血が少なくなります。

歯茎を触る処置なので、2~3日は痛みがでることもあります。

また歯周病は、生活習慣病であり高血圧などと同じで完治することはありません。

毎日のセルフケアと定期的な歯医者さんでのメンテナンスで進行・悪化を防いでいく必要があります。

もし歯茎の痛みや出血などありましたら、一度、歯医者さんを予約してみてはいかがでしょうか。

フッ素を塗る時期や期間について

こんにちわ、院長の水野です!

今日は、「フッ素を塗る時期や期間」についてお話しますね。

年齢的には、1歳半頃から15歳ぐらいまでです。

もちろん個人差がありますので、あくまで目安と捉えて頂き、歯医者さんに相談しながら予防をしてゆくとよいと思います。

生えたての歯は表面のエナメル質がまだ未熟で、むし歯になりやすい状態です。

一方、フッ素には歯の表面を堅く丈夫にする効果と抗菌作用があり、初期むし歯の再石灰化を促す役割を果たします。

そのためフッ素は、歯が生えてから2~3年以内がもっとも効果的と言えます。

実際、この時期にフッ素を用いると、むし歯にかかる割合が20~40%減少すると言われています。

また一番奥の永久歯(12歳臼歯)が生えるまでは定期的にフッ素を塗るとよいかと思います。

歯が生え始めたら、一度、歯医者さんに行ってみてはどうでしょうか。

噛み合わせについて

こんにちわ、院長の水野です!

今日は、「噛み合わせ」についてお話しますね。

歯を失う原因は、虫歯・歯周病・歯ぎしり・食いしばりによる歯の破折などがあります。

虫歯や歯周病は治療しても、歯ぎしり・食いしばりは放置してしまう方が多いように思います。

歯ぎしり・食いしばりは相当な圧力がかかり、歯や顎にかかる負担は小さくはありません。

放置すると、歯がすり減ったり顎関節症の原因になってしまうことがあります。

歯医者さんでは、マウスピースを使って顎関節の負担を軽減させたり、補綴治療で咬合平面を作り直し、症状を改善させることができます。

銀歯などの詰め物の高さを少し調整するだけでも、症状が大幅に改善することもあるんですよ。

どんな些細な質問でも気軽に相談してくださいね。

歯の外傷について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「歯の外傷」についてお話しますね。

転んだりぶつけるなどの転倒接触事故で、歯が欠けたり、折れてしまうことがあります。

歯に大きな力がかかると歯やその周辺組織にダメージを受けます。

出血のある歯肉の損傷から歯がしみるようになってしまう神経の損傷など、ダメージによって症状は様々です。

歯根幕や骨、歯肉の損傷は、適切な処置で治癒することが多いです。

神経の損傷は炎症度合いが低ければ治癒しますが、ある一定以上の炎症になると神経が壊死してしまうこともあります。

また、欠けたり折れてしまった歯は自然治癒することはなく、歯医者さんで接着処置や修復が必要になります。

もし、大切な歯が折れたりかけてしまった場合は、早めに歯医者さんに相談するとよいでしょう。

当院では、できるだけ歯や神経を保存することに最善を尽くしていますので、気軽にご相談ください。

2020年5月28日 | カテゴリー : 一般歯科 | 投稿者 : smile_user

ブリッジについて

こんにちは、院長の水野です!

今日は、「ブリッジ」についてお話しますね。

ブリッジとは欠損した所を両隣の歯を支持として使い、欠損した所を補う治療です。

ブリッジの長所は取り外しがないため、違和感が少ないことです。

短所は支持として用いる歯は削る必要があることです。

日本補綴学会では、「歯の欠損の補綴歯科診療ガイドライン2008」によると、「1歯の中間欠損に対して,5年生存率でみると,インプラントとブリッジでは差はなく,機能的にもインプラントが有効であるというエビデンスは存在していない」とまとめています。

海外の論文では、10年推定生存率がインプラントよりもブリッジのほうが高いという報告もあります。

ブリッジ以外にも、欠損した歯を補う治療方法は複数あります。

当院では、患者さまのお口の状態や事情などを十分に考慮して、最前な治療を提案しています。

歯を失ったまま放置すると様々な問題が起きてきますので、欠損した歯がある方は一度歯医者さんに相談されるとよいかもしれません。

金属アレルギーについて

こんにちわ、院長の水野です!

今日は、『金属アレルギー』についてお話しますね。

金属アレルギーを発症し、治療をされても症状が改善されない方は、お口の中の銀歯などが原因となっている場合があります。

一度、主治医と相談し、パッチテストなどのアレルギー反応検査で原因となる金属を特定し、お口の中の金属をより安全な材料に置き換えること(原因除去療法)を検討されてもよいかもしれません。

自費診療のセラミックスの詰め物や被せ物は安全な材料の代表といわれています。

保険診療では、治療部位に制限がありますが、ハイブリッドレジンクラウン(CAD/CAM冠)があります。

長期的に安定した治療成績が望めるオールセラミックスインレーやクラウンを装着することがもっともよいとは思いますが、自費診療となるため費用がかかります。

まずはできる限り保険適用内でより安全な材料に置き換え、機会を見てさらに長期的に安定したものへと作り変えていく事もひとつの方法だと思います。

当院では患者様の希望を十分に考慮した最善の治療ができるよう努めております。
どうぞ気軽にご相談ください。

2020年5月2日 | カテゴリー : 一般歯科 | 投稿者 : smile_user

歯周病と糖尿病

今日は、「歯周病と糖尿病の関係」についてお話しますね。

糖尿病になると血管障害により口の中の血流も悪くなるため、抵抗力が落ちて歯周病菌に感染しやすくなります。

高血糖の状態で歯周病になると、体は骨を溶かす物質を多量に放出して骨を溶かしてしまいます。

糖尿病の方が歯周病になりやすいとよく言われるのは、こうした理由からです。

この悪い関係を断ち切るには、血糖コントロールとプラークコントロールが大切です。

プラークコントロールの基本は、毎食後の丁寧な歯みがきです。

定期的に歯医者さんへ行って、プラークの除去と歯周病のチェックを行うのもおすすめです。

また糖尿病の方は、歯科を受診する時には必ず糖尿病であることを伝えてください。

抜歯や外科的処置を行う場合、血糖コントロールが不良だと治療内容を考慮する必要があります。

歯科受診の際の注意点をまとめますね。

  •  現在の血糖コントロールの状態を伝える
  •  合併症があれば伝える
  •  薬物療法を受けている方は、経口薬やインスリンの種類を伝える
  •  糖尿病以外で飲んでいる薬もすべて伝える
  •  抜歯などの外科治療を受ける際は、主治医に相談する

血糖コントロールとプラークコントロールを行い、歯周病を予防しましょう。

感染症対策に関するお知らせ

患者さまと医療スタッフの安全を最優先に考え、必要な取り組みを行っております。

1. 医療スタッフの健康チェック
勤務時に医療スタッフの健康状況を確認し、体調不良の場合には出勤見合わせ・退勤を徹底します。

2. 患者さまの健康チェック
受付時に患者さまの健康状況を伺い、体調不良の場合には予約の取り直しをお願いしております。

3. 院内の滅菌・消毒の徹底
マスクや消毒液、ハンドピースなどの十分な在庫があります。
患者さまを診察する際、医療スタッフはグローブなどの消耗品をすべて交換し、清掃等をいつも以上に丁寧に行っております。

4. 初診の方の定期健診のご予約を一時停止
緊急性のない定期健診などは、5月8日(金)以降にて予約の承っております。

患者さまに安全な医療を提供できるよう、スタッフ一同必要な対応を行ってまいります。
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

院 長

2020年4月15日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : smile_user

ドライマウスについて

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「ドライマウス」についてお話しますね。

超高齢社会の昨今、ドライマウスの患者さんは推定800万人以上といわれています。

ドライマウスの定義はとても広義です。
「誤嚥性肺炎リスクが非常に高い寝たきりの患者さん」から「日常生活において口の渇きが気になる方」まで広範囲に該当します。

ドライマウスは、程度に応じて適切な対応をとることが大切です。

例えば、「全身疾患がなく唾液分泌量の減少により少し話ずらくなった」という程度の場合、日常の生活習慣を少し見直すことで改善する場合があります。

高齢になると水分摂取を嫌う傾向になりがちなので水分補給を増やしたり、香辛料などの刺激物やアルコール飲料の飲みすぎに注意するなどでも、初期の段階では有効です。

唾液マッサージは有効ですが、患者さんが習慣化するのはなかなか難しいものです。

そこでおすすめなのが電動歯ブラシの活用です。