歯科検診のはがきについて

こんにちは、院長の水野です。

当院では定期的に出している歯科検診のハガキをお送りしています。

先日、夫婦なのに片方は届いていないという問い合わせがあったそうです。

当院では、予約の込み具合・受け入れ可能枠を確認しながら、はがきを何度かに分けて投函しています。

そのため、混んでいる時期には同じ検診時期の家族でも大幅に遅れてしまうことがあります。

特に土曜日や平日の18時以降は予約が混み合いやすく、その時間帯に来院する患者さまにはすぐ出せないことも少なくありません。

今回、受付スタッフから相談を受けて、同じように疑問に思う患者さまもいるだろうし、歯科検診のはがきをあてにしてる方も多いだろうなあと思いました。

そこで、説明パンフレットを作り、ご家族で来院されている方の診療終了時に渡すことにしました。
千葉市・四街道市の歯医者さん、歯科検診・定期健診のはがきについて

また、ホームページの『はじめてのかたへ』のページで、平日の午前中が比較的空いているという情報を入れることで、土曜日や平日夜の込み具合を軽減できるように工夫してみました。

ご不便をおかけして申し訳ありませんが、今後も改善の努力をしてゆきたいと思います。

歯科保存治療について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、『歯科保存治療』についてお話します。

できるだけ歯を残し、いつまでも自分の歯で噛めるように歯の保存を重視する治療を歯科保存治療といいます。

歯の本数が減るにつれて残った歯にかかる負担が大きくなり、ある段階から急激に残りの歯を失うリスクが高くなります。

歯を失う原因には、主にむし歯と歯周病がありますが、成人が歯を失う原因として多いのは歯周病のほうです。

歯周病治療は歯科保存治療の中で重要な役割を担っています。

むし歯や外傷で欠損が生じた場合は、保存修復を行います。

また、むし歯が神経に達している場合でも、適切な根管治療で歯の保存を目指すことができます。

当院では、『歯科保存治療』を常に念頭に置き、保存修復や歯内療法などを駆使して歯を守ることを心掛けています。

フッ素塗布は、歯が生えてから2~3年以内の歯がもっとも効果的

こんにちは、院長の水野です。

フッ素塗布をいつから始めたらよいのか、という質問がよくあるので、今回はフッ素塗布についてお話しますね。

生えたての歯は表面のエナメル質がまだ未熟で、むし歯になりやすい状態です。

一方、フッ素は歯の結晶性を向上させ、初期むし歯の再石灰化を促す役割を果たします。

そのためフッ素は、歯が生えてから2~3年以内の、歯質が未熟な時期にもっとも効果的と言えます。

実際、この時期にフッ素を用いると、むし歯にかかる割合が20~40%減少すると言われています。

フッ素塗布は、歯が生えてから2~3年以内の歯がもっとも効果的ということになります。

歯医者さんで塗布する高濃度のフッ化物のゲルは、市販の歯磨き粉よりもずっと濃度の高いものです。

3~4ヶ月に1度、歯医者さんでフッ化物を塗布することでむし歯の予防効果が高まります。

乳歯や生えたての永久歯は虫歯になりやすいので、親御さんが意識してあげることが大切です。

災害共済給付制度について

こんにちは、院長の水野です!

今日は、小中学校のけがで利用できる『災害給付制度』についてお話したいと思います。

学校の昼休みなどに転んで前歯をぶつけて欠けてしまった、
などの学校や通学時に起きたケガで来院されるお子さんが時々います。

学校でケガをした場合、担任の先生から親御さんに『災害給付制度』を紹介されるようですね。

しかし、大事なお子さんのケガで気が動転しているところに、
よく知らない制度の話まで加わって、戸惑ってしまう親御さんも少なくありません。

そこで、制度を利用する場合の条件や全体の流れについて、ご説明できるようにパンフレットを作成しました。
災害給付金制度を利用する場合、むし歯やフッ素塗布などの治療は一緒に行うことができません。
制度を利用する場合、受給券と併用できなかったり、診療点数が500点以上のケガでなければいけないなどの条件があります。
ほとんどの場合、検査が終われば、診療点数が500点以上になるかならないかの目処がつきます。
越えないようなら受給券を使用して会計を行い、越えるようなら当日は3割負担となり、後日、制度の申請書を持参頂けたら記入します。

最初にこの説明をさせて貰い、親御さんの不安解消に貢献したいと思います。

ナイトガードの紹介動画ができました

こんにちは、院長の水野です。

睡眠時の歯ぎしりや顎関節症などの治療法として、マウスピースを使用した治療法があります。

患者様のお口に合わせたマウスピースを製作し、そのマウスピースを噛んだ状態で寝ることで歯ぎしりによる歯の摩耗や音を抑えます。

今回は、その紹介動画を作成して貰いました。

睡眠時の歯ぎしりなどは、実は、本人よりも家族の方がお困りなことも少なくありません(^^;

この動画を通して、睡眠時の歯ぎしりや顎関節症には治療法があるということを知って頂けたらいいですね。

ヒヤリハット事例検討会

こんにちは、院長の水野です^^

医療安全管理研修会に申込みをしました。
歯科スタッフ向けのヒヤリハット事例検討会で、来年2月に行われます。

ヒヤリハットというのは、ハインリッヒの法則のことです。
歯科衛生士、歯科助手向けの医療安全管理研修会

重大な事故1件が起こる前に、軽度な事故が29件、ヒヤリとしたりハッとする経験を300件している、というものです。

異業種での事例になりますが、工場で手の巻きこみ事故が起こる前に、従業員はヒヤリハットを何度も経験していたそうです。
その時点で対策を考えることができていれば、事故を防止できたかもしれません。

歯科の場合、医療や介護のような死亡事故はほとんどありません。
それでも、患者さまにより安心して歯科治療を受けて頂くため、研修会などを利用してスタッフ全員の安全管理の意識を高めてゆきたいと考えています。

歯科治療は、いつまでも健康で生き生きとした生活を送って頂くための手段

こんにちは、院長の水野です。

近年、平均寿命ではなく、健康寿命を延ばそうとする動きが広まっていますね。

一方で、歯の健康は全身の健康に大きく関係していることが最近の研究でわかってきています。

歯周病を治すと糖尿病が改善される研究結果や、入れ歯を使っている人は、使っていない人に比べて認知症になりにくいというデータもあります。

たとえ歯を失っても、入れ歯やインプラントなどでかむ力を維持することが、全身の健康を守るうえで必要不可欠です。

歯科治療は、ただむし歯の痛みなどを解消するだけでなく、「最後まで健康で生き生きとした生活を送りたい」という目的を叶えるための手段だと思っています。

2017年12月3日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

口内炎ができてしまった時、日常生活でできることをご紹介します

こんにちは、院長の水野です。

今月のスマイルレターは、『口内炎』の特集でした。

『口内炎』になってしまったら、
歯医者さんでは、口腔用軟膏をつけたりお口の中の消毒をして口内炎を治療します。

今回は、『口内炎』になってしまった時にご自宅でできることをご紹介しますね。

  • 口の中を清潔に保つことが大切です。毎食後の歯磨きを心掛けましょう。
  • 水やぬるま湯、うがい薬を使用してうがいを行い、口の中をうるおしましょう。
  • 唇の乾燥を防ぐために、リップクリームを塗るようにしましょう。
  • 刺激をさけましょう。口の中の粘膜の炎症を強めてしまう可能性がありますので、刺激の少ない食事を心がけましょう。
  • 薄味にしましょう。最も口の粘膜の炎症を招きやすいのが塩味です。塩分の量が問題ではないため、汁物がしるみと思ったときにはお湯などでうすめましょう。

痛みがなくても、治りが遅いなあ、ちょっと変だなあと感じた際には、別の病気が隠れている場合もあるので、一度ご来院ください。

関連ページ
スマイル歯科の口内炎治療

こつこつ勉強しています

こんにちは、院長の水野です^^

今日は、私が毎月購読している雑誌を紹介しますね。
月刊デンタルダイヤモンドという、学術記事を中心に隣接医学や歯科保健などの歯科総合誌です。

色んな技術が日々進歩していますが、歯科医療も同様に進歩しています。
そのため、歯科医師は国家試験に合格した後も、勉強会に積極的に参加したり、専門分野の先輩や同期に意見を聞いたりします。

歯科医師の場合、大学の同級生は基本同じ職業になるので、他の業種に比べて学生時代の友人との繋がりは社会人になっても強かったりします。

患者さんに最善の歯科治療ができるよう、これからも日々努力を続けていきたいですね。

2017年11月30日 | カテゴリー : 研修会 | 投稿者 : smile_user

小児がんを経験された方へ

こんにちわ、院長の水野です。

今日は、「小児がん」について触れたいと思います。

近年、小児がんの治療は進歩し、生存率が向上する一方、治療に起因する合併症も増えています。

歯科に関係する合併症もあるんですよ。

化学療法や放射線治療によって、口内炎や口腔乾燥、味覚障害、歯肉炎、むし歯、歯周病といった合併症が起こりやすくなります。

口腔内合併症を防ぐには、口の中を清潔に保つことが重要になります。

治療の副作用で食べられなくなると歯磨きの回数も減ってしまいがちですが、“噛む”ことが減ると唾液が十分に分泌されません。

そのため、口の中の汚れを唾液で洗い流すことができなくなり、口腔内環境が悪くなってしまいます。

つまり、食べられないときこそ歯磨きは大切なのです。

また小児がんを経験された場合、がんセンターの長期フォローアップと地域の歯医者さんの定期健診がとても大切になります。