オーラルフレイルについて

こんにちは、院長の水野です。

オーラルフレイルという言葉は聞いたことがありますか?

今日は、オーラルフレイルについてお話しますね。

近年、高齢者のフレイル(虚弱)が注目されるようになり、要介護状態への移行を防ぐために、いかに早く気づいて介入するかが課題となっていますが、口腔領域でも同じことが言えます。

日本老年歯科医学会では、口腔機能が落ちてきた状態をオーラルフレイル、さらに一歩進んだ状態を口腔機能低下症として、これが進むと摂食嚥下障害に至ると考えています。

オーラルフレイルや口腔機能低下症は、対応によっては機能回復できる可能性があります。

早い段階で医療従事者がかかわり、適切なリハビリテーションや口腔ケアを行うことで、口から食べる状態を長く維持することができます。

地域の歯医者さんである四街道スマイル歯科では、外来診療の延長線でオーラルフレイルの状態の方を発見し、治療を提案するように心掛けています。

2018年3月8日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

親御さんの仕上げ磨きについて

こんにちは、院長の水野です。

「仕上げ磨きは何歳まで行えばよいか」という質問を時々受けることがあります。

はっきりと何歳までと言いきれるものではありませんが、乳歯と永久歯が生えかわる8~9歳頃までは親御さんが気にかけてあげるとよいかと思います。

生えて間もない永久歯は歯質も弱いため、しっかりとした歯磨きが大切です。

むし歯は3つの要素「歯の質」「糖質」「細菌」が重なった状態が長くなるほどむし歯になりやすくなります。

逆に、毎日の歯磨きや定期的な歯科医院でのケアでむし歯菌を除去することで、むし歯予防に繋がると言えます。

医療安全管理研修会

こんにちは、院長の水野です。

先週、スタッフの皆さんが医療安全管理研修会に参加してくれました。

研修内容は、医療安全管理の制度概要、医療安全管理者の責務、医療安全管理の取り組み具体例、歯科におけるインシデントと対策、でした。

簡単に言ってしまえば、歯科のヒヤリハット事例検討会です。

患者さまが銀歯を飲みこみそうになってヒヤっとした、などの事例紹介があったようです。

他の歯科医院のスタッフさんたちとグループを組んで、安全対策について話し合いなども行ったそうです。

歯科衛生士さん、歯科助手さん専用の研修会のため私は参加できませんでしたが、充実した内容だったようです。

ところで、当院では、月に1度程度の院内研修を実施するようにしています。

接遇や安全対策を中心に、持病を抱えている患者さまへの個別対応なども事例を踏まえながら紹介したり、話し合ったりしています。

毎回、少し豪華なお菓子を用意して、スタッフ間のコミュニケーションを深めることにも力を入れています。

お菓子タイムに出てくるスタッフさんからの意見や提案はとても参考になります。

例えば、
スタッフルームの常備お菓子のナッツは無塩がいい、受付のフラワーデザインが大きすぎる、電動歯ブラシの展示は直置きだと見栄えが悪い、などなど。

ちょっとしたことが多いんですが、自分では気づけないことばかりで、女性目線は鋭いなあと感心しながらも、できるだけ早くに改善するようにしています。

患者さまに安心安全の歯科医療を提供するため、院内や外部の研修会参加に力を入れて、これからも精進してゆきたいですね。

インフルエンザ対策

こんにちは、院長の水野です。

今年はインフルエンザの発症が過去最多とのことですね。

学級閉鎖も随分あるようです。

今日は、当院で実施しているインフルエンザ対策をご紹介しますね。

毎年、スタッフ全員がインフルエンザの予防接種を受けています。

格部屋・ユニットには、加湿機能のついた空気清浄機を4台設置し、一定の湿度をキープしています。

昼休憩などの中間タイミングでも窓を開けて換気、ドアノブなどのアルコール消毒を行っています。

またスタッフ本人はもちろん、その家族がインフルエンザになった場合も1週間休みを取ってもらっています。

多くの会社では、1週間の休みは減給となってしまいますが、当院ではその分の給料もきとんと出しているので、自己申告しやすい環境にしています。

スタッフルームにはペットボトルのミネラルウオーターを用意し、水分を十分に取ってもらうようにお願いしています。

歯科医院は、お子さんからご高齢の方まで幅広い年代の方が来院されます。

できる限り、院内での感染拡大は防ぎたいですね。

薬の服用とドライマウスについて

こんにちは、院長の水野です。

今日は、薬の服用とドライマウスについてお話しますね。

現在、約800種類ほどの薬剤がドライマウスと何らかの関係があるとされています。

もちろん、すべての薬が服用してすぐに症状が出るとは限りません。

しかしながら、ドライマウスの原因が明らかに服用薬であっても、全身状態のために服薬中止ができない場合がほとんどです。

また、仮に中止できたとしても、長期間で多量に服用している場合では症状改善に時間を要することがあります。

歯科医院では、薬を処方している先生と連携を取りながら、症状の経過を追いつつ適切な処置を行ってゆくことで、QOLの向上を促す役割を担っています。

2018年1月26日 | カテゴリー : 一般歯科 | 投稿者 : smile_user

妊婦さんの歯科検診のタイミング

こんにちは、院長の水野です。

妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」さんのWeb調査によると、妊娠してからむし歯や歯周病に羅漢した人は38.2%になるそうです。

歯科治療を受けた時期は、ほとんどの方が安定期に入ってから治療を受けていました。

当院でも、安定期になってから歯科検診の予約をされる方が多いです。

稀に、むし歯があっても放置してしまい、臨月に入ってから痛み急に強くなって、飛び込みで来院される方がいます。

安定期に来院してくれていたら、できる治療がもっとあったのになあと残念に思うことがあります。

また、妊婦さんの場合、処方できる痛み止めも限られていて、普通の方のように気軽に強い痛み止めを飲むことができません。

そういった意味でも、妊婦さんのむし歯が悪化してしまうと、普通の方よりも辛いことが多いです。

妊娠中に増加する女性ホルモンは歯周病菌の繁殖を促進させ、唾液が減ることでむし歯になるリスクが上がってしまいます。

安定期に入り、つわりも落ち着いているようでしたら一度歯科検診に行くとよいかもしれません。

PMTCで歯をぴかぴかに!

こんにちは、院長の水野です。

今日は、歯のクリーニング、PMTCについてお話します。

PMTCとは、歯科医院による専用の器具を使用した、普段のブラッシングでは落とせない汚れを徹底的に清掃・研磨し、むし歯や歯周病の予防を目的とした施術法です。

歯と歯の境目には、ラバーカップという柔らかい器具で洗浄します。

機械だけでは落としきれない歯と歯の間やへこみ、窪みの部分は、スケーラーという器具を使って一本ずつ、さらに丁寧にクリーニングしていきます。

痛みを感じるような治療ではありませんので、リラックスして治療を受けて頂けます^^

当院では、定期的な歯科検診をお勧めしており、その際にはこのような歯のクリーニングも行っています。

2018年1月12日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

新年明けましておめでとうございます

皆様方にも、四街道スマイル歯科にも、今年も良い年でありますように、心よりお祈り申し上げます。

昨年も、当院は多くの患者さまや医療関係者さまのご理解やご支援により、地域密着型の診療所として使命を全うすることができました。

本当にありがとうございました。

今後とも、医療の安全を心がけ、スタッフ一同、良質な医療を皆様に提供するために頑張ります。

皆様の温かいご支援とご協力をよろしくお願いします。

歯周病の進行スピードは体調に大きく左右されます

こんにちは、院長の水野です。

今日は、『歯周病の進行スピード』についてお話します。

歯周病は少しずつ進行する病気ですが、その進み方は一定ではありません。

プラーク中の歯周病菌の攻撃力が同じだとしても、からだの免疫力が強いときは進行が止まったり、そのスピードが遅くなったりします。

逆に免疫力が弱くなると急激に進行する、ということを繰り返して進んでいきます。

ふだんは何でもないのに、かぜをひくなどして体調を崩すと「歯ぐきが浮いたように感じる」「歯ぐきがむずがゆい感じがする」ことがあります。

こういうときは歯周病が進行している時期かもしれないので、歯科医院を受診するとよいかもしれません。

2017年12月29日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

かむ機能を維持することで、QOLは大きく変わってきます

咀嚼について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、咀嚼(かむ機能)についてお話します。

咀嚼機能は、ものをかみ砕いてのみ込みやすくするだけでなく、消化をよくし、唾液の分泌を促すことでむし歯や歯周病を防ぎ、食物中の細菌を殺す効果もあります。

また、よくかむことで食べすぎを防ぎ、メタボリックシンドローム予防になると言われています。

さらに、かむことは大脳にも刺激を与え、認知症の予防に役立つこともわかっています。

超高齢社会では、人口の歯を正しく使うことが重要になってきます。

歯を失ったあとでもしっかりかんで食べられることは、健康寿命を延ばすうえで欠かせません。

さらに、要介護になってからも『流動食しか食べられない』『胃ろうを使うしかない』となれば、とてもつらいですよね。

入れ歯などを使って、自分でかんで食べる機能を維持することで、QOL(生活の質)は大きく違ってきます。

2017年12月22日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user