歯が生えたら歯みがきを

こんにちは、院長の水野です。

今日は、小さなお子さんの歯みがきについてお話しますね。

お子さんの歯は、生後7、8ヶ月ごろになると生えだします。

その時期が近づくと歯肉が丸く膨らんでくるので、口の中をのぞいてみてください。

生える順序は、まず下の前歯が2本生え、そして上の前歯、2才以降に乳歯がすべて生えそろいます。

しかし、歯の生える時期などは個人差があるため、少し遅いと感じても特別心配しなくても大丈夫です。

ただ1才3ヶ月を過ぎても生えてこないようなら、一度、歯医者さんに相談してくださいね。

歯が生えだしたらいよいよ歯みがきスタートです。

子どもの歯はむし歯になると進行が早いので、歯の汚れはていねいに落としましょう。

お子さんの歯みがきは、月齢が小さいうちは大人がみがいてあげましょう。

1本、2本のうちは濡らしたガーゼで歯をふく程度でもOKです。

2~3才ごろになるとそろそろ一人みがきができるようになりますが、必ず大人が仕上げ磨きをしましょう。

定期歯科検診で虚血性脳卒中リスクを低減

こんにちは、院長の水野です!

米・University of South Carolina のSouvik Sen氏は、米国人1万5000人を15年間追跡した研究で、歯周病が虚血性脳卒中、特に心原性脳梗塞の発症リスクに関連することを今年Stroke(2018;49:355-362)で報告しました。

また、定期歯科受診が虚血性脳卒中リスクを低減する可能性があることも明らかにしました。

一度、脳卒中になれば、麻痺などの後遺症でその後の生活が大きく変わってしまうことが少なくありません。

定期的な歯科検診を習慣づけて、歯周病を予防、改善できればよいですね。

2018年5月31日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

東北大学、口腔がんの薬を開発

こんにちは、院長の水野です。

今日は、いいニュースがあります!

4月26日、東北大学が、ヒト口腔がん細胞に高発現する糖タンパク質のポドカリキシンに対して、がんの増殖を抑制する抗体を作製することに成功したと発表しました。

疾患の原因となる分子のみに作用する薬は「分子標的薬」と呼ばれ、昨今、開発が活発に進められているそうです。

希望ですね。

この研究成果は、4月28日、米国科学誌「Oncotarget」に掲載されました。
がんに対する新規分子標的薬の開発(東北大学プレスリリース)

歯石除去専用器具「スケーラー」について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、歯医者さんで歯石除去を行う際に使用する「スケーラー」という器具についてお話しますね。

歯医者さんで歯石除去を行うと、歯と歯のすき間をフックのような器具でカリカリとしたり、電動のシューっと音のなる器具で歯石を取ってくれたりしますよね。

その時に使われている医療器具が「スケーラー」です。

「スケーラー」は大きく2種類に分類され、「ハンドスケーラー」と「超音波スケーラー」に分かれます。

ほとんどの場合、この2種類を使い分けながら歯石をきれいに除去してゆきます。

ただし、ペースメーカーを使用されている方の場合は、「超音波スケーラー」ではなく「エアースケーラー」を使います。

患者さんの体の状態で、治療方法や診療器具が変わってくるため、問診票の記入やカウンセリングなどのコミュニケーションはとても大切ですね。

2018年5月17日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

紫陽花がきれいに咲いています。

千葉市・四街道市の歯医者さん、駅近
玄関に紫陽花を置きました。
ダンスパーティーハッピーという品種で、とても華かです^^

四街道市の歯医者さん、きれいな歯医者さん
玄関入ってすぐのスリッパ棚の上にあるフラワーデザインです。
週ごとに新しいデザインになります^^

歯医者さんはどうしても怖い、苦手というイメージが強いですからね。
患者さんにリラックスして頂くための工夫・努力を常に心がけています。

予防歯科で健康寿命の延伸

こんにちは、院長の水野です。

近年、健康寿命という言葉をよく聞くようになりましたね。

健康寿命の延伸が国家的課題となる中、口の健康が全身の健康と深くかかわっていることが明らかになり、「いかにして口の健康を維持・増進させるか」ということが歯科の重要な役割となっています。

「おいしく食べられる口」と「見た目もよい口」、そのような状態の口を高齢期になっても維持し続けたいですね。

そのためには、患者さん一人ひとりに自分の口の中の状態に関心を持ってもらうこことが大切だと考えています。

当院で予防歯科に力を入れており、はがきや受付の動画などを通じて定期健診の呼びかけも積極的に行っています。

定期健診が自身の口の状態を意識する、はじめの一歩になるといいですね。

2018年5月10日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

ノンクラスプデンチャーについて

こんにちわ、院長の水野です。

今日は、金属バネのない入れ歯(義歯)についてお話しますね。

入れ歯は、ほとんどの方に適応でき費用の負担が少なくすみます。

しかし、保険適用の入れ歯は、金属バネが露出しているため見た目を気にされる方も少なくありません。

保険適用外の入れ歯は、様々なタイプがあり、見た目や快適さ、機能性などを向上させることができます。

当院では、ナチュラルデンチャーという審美性に優れた保険適用外の入れ歯も取り扱っています。

入れ歯のデメリットである噛む力が低下したり、毎日の洗浄が必要になるなどの部分が改善されるわけではありませんが、審美性がとても向上するため満足される方が多いです。

お気軽にご相談ください。

入れ歯のケア

こんにちは、院長の水野です!

今日は、入れ歯のケアについてお話します。

入れ歯には歯垢や細菌など汚れが付着しています。

これらが口の中で繁殖すると口臭や残存歯のむし歯、歯周病や義歯性口内炎、さらには様々な要因とともに全身の病気へと発展していく恐れがあります。

からだの健康のためにも、入れ歯を清潔に保つことはとても大切ですね。

食べカスなどをブラシで清掃し、入れ歯洗浄剤などで除菌するなどの毎日のケアが重要となってきます。

また専用ブラシや洗浄剤で落ちない汚れは、やすりなどで無理に取ろうとすると破損の原因となります。

無理に取ろうとせず、歯医者さんに相談なさってください。

妊娠中のお母さんの歯

こんにちわ、院長の水野です。

今日は妊娠中のお母さんの口腔ケアについてお話しますね。

お子さんの歯はいつくらいからできるかご存知でしょうか。

乳歯は妊娠7~10週目くらいからその芽になるものができ、妊娠4~5ヶ月ころには石灰化が始まります。

石灰化に必要なカルシウムやリンは、お母さんの血液中から供給されます。

むかしは、妊娠すると歯がダメになるのは赤ちゃんに必要なカルシウムがお母さんの歯から溶け出すからと言われていましたが、それは迷信です。

おなかの赤ちゃんは、お母さんの食事から栄養をとっています。

お母さんの食生活がとても大切だと言えますね。

ところで、妊娠中は、むし歯や歯周病が起きやすくなる要因が増えます。

安定期に入ったら、歯科健診に行くことをお勧めします。

小児歯科医療について

こんにちわ、院長の水野です。

本日は、小児歯科医療についてお話ししますね。

小児の歯科医療は、患児や保護者さんの気持ちに寄り添い、見守るという姿勢がだとても大切だと考えています。

近年、患児や保護者さんが対話を通じて語る「病気になった理由や経緯」などの“物語”から、医師が病気の背景や人間関係を理解し、
患児の抱えている問題に対して全人的にアプローチしていこうとする臨床手法が注目されており、
小児歯科医療では臨床手法に基づく医療の実践が重要となってきています。

乳幼児期は一生のうち最も成長スピードが速く、日々変化していること、食べる、噛む、話す、味わうなど生活の基本となる機能を獲得するための大切な時期です。

小児歯科医療は、子どもの特性を理解した上での対応が求められます。