むし歯と甘いものを食べる回数

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「甘いものを食べる回数」についてお話しますね。

むし歯にならないようにするには、砂糖をとる回数を減らすことも大切です。

のどあめをなめ続けている、間食が多いなど、いつも甘いものが口の中に入っている人は、そうでない人よりもむし歯のリスクが高まります。

口の中に砂糖が入るとプラーク中の細菌が活発に酸をだし、口の中は短時間のうちに中性から酸性になります。

歯の表面が解け始め、この状態が続くとむし歯になってしまいます。

一方、よだれ(唾液)はむし歯を防ぐさまざまな働きがあります。

唾液は、口の中を中性に戻す働きがあり、唾液に含まれるカルシムやリンが歯に取り込まれて、酸で溶けた歯の表面が元の状態に戻っていきます(再石灰化)

わたしたちの口の中は飲食のたびにこれを繰り返し、歯の健康を保っています。

ところが、何回も間食をすると再石灰化する間がなく、むし歯になってしまいます。

間食の回数を意識し、むし歯になりにくい生活習慣を心がけることが大切です。

2019年12月26日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

オーラルフレイルの早期発見へ

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「オーラルフレイル」についてお話しますね。

「フレイル」とは、健康と要介護の中間の状態で、体の衰えだけでなく、閉じこもりや困窮など社会性の低下や認知機能や意欲の低下などを意味しています。

なかでも、口の働きの衰えを「オーラルフレイル」といいます。

歯医者さんで定期的に歯の検診をしていれば、オーラルフレイルの早期発見に繋がり、口の機能を改善するための指導や必要な処置などを受けることができます。

定期的に通っている歯医者さんには、治療経過などの資料が残されています。

かかりつけの歯医者さんをつくり、定期的に通院することでお口の健康を長く保つことができます。

2019年12月12日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

PMTCについて

こんにちわ、院長の水野です。

今日は、PMTCについてお話しますね。

PMTCとは、プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニングの略で、歯科医師や歯科衛生士といった専門家による機械を用いた歯の清掃のことです。

30年ほど前にスウェーデンで始まり、今では世界の先進国で広く行われています。

クリーニングを受けてお口の中を良い状態にして、さらにお家でのお手入れを丁寧にしていただくと、次の定期クリーニングの日まで歯のバランス状態を良好に保つことができます。

クリーニング終了後は歯の表面がつるつるになってお口がさっぱりします。

当院では、年に2~3回程度の定期健診とクリーニングををお勧めしています。

2019年11月14日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

クリーニングとホワイトニングの違い

こんにちわ、院長の水野です。

今日は、「クリーニングとホワイトニングの違い」について、お話しますね。

クリーニングは、普段の歯みがきでは落としきれないプラークや歯石を専門の機材で取り除いてキレイにする処置のことです。
予防効果のほかに歯本来の白さを取り戻す効果も期待できます。

一方ホワイトニングは、歯を削らずに薬剤を使って歯を白くする処置です。

当院では、ホワイトニングジェルを塗布し化学的に白くする、「ホームホワイトニング」という治療方法を提供しています。

安全性に優れた「ティオンホーム」のホワイトニングジェルを取り扱っています。
ホワイトニングジェルに含まれる過酸化尿素には、歯を痛めることなく内部の色素を細かく分解する力があります。

継続的に作用させることによって、より深いところまで分解し、歯を白くすることができます。

当院では、予防歯科の観点から定期的な歯科検診と歯のクリーニングを勧めています。

もし、ホワイトニングに興味がある方は、気軽に聞いてくださいね。

震災時のマウスウォッシュ

こんにちわ、院長の水野です。

先月8日の台風で、関東は停電や破損など甚大な被害がでました。

猛暑の中、停電や断水が続き、体調を崩された方も少なくありませんでした。

当院では、マウスウォッシュのサンプルボトルを配布する際などに、一緒に渡すパンフレットがあります。

そのパンフレットには、災害時の水や食糧と一緒に『マウスウォッシュ』も備えて欲しいことを書いています。

東日本大震災で亡くなられた、およそ1万9000人のうち、3500人は震災関連死で震災後に亡くなられています。

とくに誤嚥性肺炎による死亡が多かったと言われています。

震災時、マウスウォッシュがあれば、清掃効果と保湿効果を同時に得られます。

介護が必要な方には、スポンジブラシなどを用いて、口腔粘膜を拭きとるように使うこともできます。

ご高齢者にとって、口腔ケア用品の備えは水や食糧と同じくらい大切なものです。

また、日頃からかかりつけの歯科をもち、定期的に点検し、口腔内ケアしていれば、数日間ケアができなくても状態はそう悪くはなりません。

災害が起きて過労やストレスがたまり免疫力が落ちると、細菌叢のバランスが崩れて有害細菌の増殖が起こります。

定期的に歯医者さんに通い、口腔ケアをすることがとても大切です。

2019年10月17日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

バイオフィルムについて

こんにちは、院長の水野です。

今日は、バイオフィルムについてお話したいと思います。

口の中には、たくさんの細菌が存在しますが、歯周病にかかっている方と、健康な方の歯周病ポケットでは、バイオフィルム内の菌の種類が大きく異なります。

歯周炎にかかっている方のバイオフィルムには歯周病の原因菌が多数を占めています。

健康な歯ぐきを取り戻すためには、これらの菌の数を減らさなければいけません。

バイオフィルムを取り除くには、毎日のお口のケアが重要です。

歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシを使って歯垢を取り除きましょう。

また、定期的に歯科医院でクリーニングを行うこともとても効果的です。

2019年8月24日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

口腔ケアと糖尿病について

こんにちは、院長の水野です。

今日明日は台風の後で猛烈な暑さになるそうですね。
どうぞ熱中症にはお気を付けください。

ところで、本日は、口腔ケアと糖尿病についてお話しますね。

糖尿病にかかると、歯周病になりやすくなります。

高血糖によって感染を防御する力が低下し、歯周病原因菌の増殖を制御できなくなってしまいます。

血糖コントロールがうまくできないことが歯周病を悪化させ、重症化しやすくするのです。

逆に、歯周病の治療で歯周組織の慢性炎症が改善するとインスリンの働きが良くなり、HbA1cが低下するという報告もあります。

糖尿病や糖尿病予備軍の方は、是非、定期的に歯科検診と歯のクリーニングを受けてください。

2019年8月17日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

マウスウォッシュの効果的な使い方

こんにちは、院長の水野です。

今日は、マウスウォッシュを使うタイミングをお話しますね。

マウスウォッシュは色んなメーカーが数多く出していますね。

当院で販売しているコンクールFは洗口液の有効成分が口腔内にとどまることで、プラークが付着することを抑える効果と、歯肉炎を予防する効果が得られます。

他のメーカーのマウスウォッシュも、口腔内を清潔に保つための効果が期待できるものが多いと思います。

しかし、歯を磨く前ではマウスウォッシュの効果を十分に発揮させることはできません。

どのメーカーのマウスウォッシュも「予防」のためのものです。
バイオフィルムを破壊することはありません。

十分な効果を得るには、マウスウォッシュを使用する前に、歯みがきをきちんとして、バイオフィルムをできるだけ除去する必要があります。

マウスウォッシュを使用する際は、その前に歯みがきをなさってください。

2019年6月12日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

口腔内の保湿ケアの大切さについて

こんにちは、院長の水野です。

今日は、口腔内の保湿ケアの大切さについてお話しますね。

健康な人の1日の唾液分泌量は1~1.5リットルと言われています。

唾液は、自浄作用、抗菌作用、pH緩行作用、再石灰化作用、消化作用、粘膜保護作用、食塊形成作用、円滑作用など、さまざまな機能を持ち、からだの健康を守っています。

口腔内が乾燥すると、さまざまなトラブルが生じます。

口の中の細菌が繁殖して口腔カンジダが発生しやすくなったり、自浄作用が低下して感染症を引き起こしやすくなることがあります。

適切な口腔ケアを行うことで誤嚥性肺炎のリスクを軽減するだけでなく、食機能の改善も期待できます。

保湿ケアは、マッサージや保湿剤を使った方法などがあります。

歯周病とインプラント周囲炎について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、歯周病とインプラント周囲炎についてお話しますね。

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性の病気です。

歯と歯肉のさかい目の歯みがきが十分でないと、そこにたくさんの細菌が付着して歯肉が炎症し、赤くなったり腫れたりします。

またインプラント周囲炎とは、歯周病と同じく歯周病菌による感染です。

つまり、インプラントの歯周病をインプラント周囲炎と呼んでいます。

歯周病もインプラント周囲炎も、予防するには毎日の歯みがきが大切です。

毎日の歯みがきにプラスして、定期的に歯医者さんへ行き検診やクリーニングなどのメンテンアスを行ことが大切です。