薬の飲み方について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「薬の飲み方」についてお話しますね。

歯医者さんで出す飲み薬のほとんどは、鎮痛剤(痛み止め)と抗生剤(ばい菌を抑える薬)になります。

よく質問を受けるのが飲み忘れた場合、どうしたらよいのか、です。

飲み忘れに気づいたら、すぐに飲むようにします。

ただし、次の飲む時間が迫っている場合は、その分は飲まずにその次から飲みます。

2回分をまとめて飲むようなことはしないでくださいね。

また次のような方は、必ず担当医に伝えましょう。

・ アレルギーがある
・ 過去に副作用を経験したことがある
・ 医師の治療を受けている
・ 肝臓や腎臓など、薬の成分を代謝・排泄する臓器に疾患がある
・ ほかにも薬を飲んでいる
・ 妊娠している、妊娠の可能性がある、授乳中である

  • 当院では、通院中の方であっても、毎月1回は問診票に変更がないかを確認しています。

    とくに、服用中の薬やアレルギー、骨粗鬆症の治療に関して以前と変更がないかは念押しして聞くようにしています。

    薬は正しく飲むことが重要です。
    分からないことがあれば気軽に聞いてくださいね。

  • お子さんのケガについて

    こんにちは、院長の水野です。

    今日は、お子さんのよくあるケガについてお話しますね。

    1才児で多いのが、歯ブラシを口にくわえたまま転倒し、口腔内に傷を負ってしまう事故です。

    歯ブラシや箸、フォークなどを口にくわえたままの状態で歩かせないようにしてください。

    子どもは、体に比べて頭が大きくバランスを崩して転びやすいですし、大人ほど空間を把握する力もありません。

    当院に急患でくるケガをしたお子さんは、ちょっとしたことで顔から転んでしまい前歯をぶつけていることが多いです。

    お子さんから片時も目を離すな、とよく言いますが、実際は難しいことですよね。

    できる限りの気配りで大人が見守って事故を防ぐことは大切ですが、もしお子さんが不慮の事故でケガをしてしまってもあまりご自身を責めないでくださいね。

    意外と乳歯の場合は、大事にならないことが多かったりします(笑)

    PMTC(クリーニング)について

    こんにちは、院長の水野です。

    今日は、PMTC、歯のクリーニングについてお話しますね。

    歯石や歯垢、歯の汚れや蓄積した着色くすみ、歯の表面に付着している細菌の膜などを除去するクリーニングのことをPMTCといいます。

    1回の施術でも口内環境が改善され、年に2~3回程度、定期的に行って頂くことで歯石や歯垢、汚れのつきにくいきれいな歯を保つことができます。

    進行した歯周病でも、セルフケアと合わせて行うことで改善できますし、口臭や口内の不快感が気になる方にも効果的です。

    当院では、年に2~3回程度の定期健診と歯のクリーニングをお勧めしています。
    (お口の状態によっては、それよりも短い期間での来院を進める方もいます。)

    口内環境の改善は全身の健康にも繋がりますので、歯科医としては受けて頂きたいプロケアの1つです。

    唾液の作用・効果について

    こんにちは、院長の水野です。

    今日は、よだれ、唾液についてお話しますね。

    唾液は口内の保湿剤としてだけでなく、健康を維持するうえでとても大切や成分が含まれています。
    消化作用、抗菌作用(口臭と歯周病予防など)、粘膜保護作用、修復作用(傷を治します)、歯の保護と再石灰化作用(むし歯予防)などがあります。

    しっかりとよく噛むことが唾液の分泌につながります。

    忙しさから、簡単に食べられる柔らかいものだけで1食を済ませてしまいがちですが、噛む回数を意識して、できるだけ一汁三菜の食事メニューを心がけてみてください。

    よく噛むためにも、歯を含む口腔機能を落とさないことが重要です。

    当院では、年に2~3回程度の定期健診と歯のクリーニングをお勧めしています。
    (お口の状態によっては、それよりも短い期間での来院を進める方もいます。)

    定期的な歯の検診とクリーニングで、口腔機能をできるだけ長く維持しましょう。

    歯周病について

    こんにちは、院長の水野です。

    今日は、「歯周病について」お話しますね。

    歯周病とは、歯肉炎、歯周炎を総称する歯ぐきのまわりの病気で細菌感染症です。
    歯ぐきや歯根膜、歯槽骨などの歯周組織が侵され、やがて歯がまとまって抜けてしまう恐ろしい病気です。

    口の中の病気と思われがちですが、歯周病は口の中で常に小さな炎症を起こし、血管を通じて全身に毒素をまき散らします。
    そのため、歯周病があると糖尿病発症率や心筋梗塞の発症率が上がるなど全身に悪影響を及ぼしてしまいます。

    毎日の歯みがきと歯医者さんで定期的に口内を検査し、歯みがきでは取り切れない歯垢や歯石を除去することが大切です。

    2018年11月8日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

    低ホスファターゼ症(HPP)について

    こんにちは、院長の水野です。

    今日は、低ホスファターゼ症(HPP)についてお話したいと思います。

    低ホスファターゼ症(HPP)とは、体内の酵素が不足したり、うまく働かないために起こる遺伝性の疾患です。
    様々な症状がありますが、分かりやすいサインの1つに、乳歯がすぐに抜けてしまうという症状があります。

    普通、乳歯は6~7才くらいから抜け始めます。
    4才以下で、次々に乳歯が抜けてしまうようなら一度歯医者に相談されてはどうでしょうか。
    その際、抜けた歯の形も大切なので、抜けた歯を持参してください。

    転んだなどのケガや他に気になる口の中の病気がなければ、HPPの可能性も考えて大きな病院を紹介します。
    病院では、血液検査や身体の状態、必要に応じて遺伝子検査などを行って病気かどうかの判断を行います。

    HPPは酵素を補充する治療が保険適応になりましたし、小児慢性特定疾患として医療費補助などさまざまなサポートが整っています。
    乳歯が早期に抜ける症状だけで終わる人もいますが、早期診断をした上で適切な治療をしていくことが大切です。

    口臭について

    こんにちは、院長の水野です。

    今日は、「口臭」についてお話しますね。

    口臭は、種類や原因がさまざまあります。

    大きくわけるなら、次の3種類です。

    ①生理的なニオイ

    ②口から吸収したニオイ

    ➂歯や身体の病気からくるニオイ

    生理的なニオイは、起床時やく空腹時、緊張時、疲労時、加齢性などがあります。

    口から吸収したニオイには、アルコール、ニンニク、タバコなど口臭発生をさせています。

    歯や身体の病気からくるニオイは、歯科疾患によるものとその他の身体の不調によるものの2パターンです。

    歯科疾患でまず考えられるのは歯周病です。

    また、消化器官などの不調が舌苔に影響与えて沈着させてニオイを発せさせることもあります。

    歯科疾患による口臭は、定期的に歯科検診をし歯のクリーニングをすることで予防につながります。

    しばらく歯科医院に行っていないようでしたら、一度、歯医者さんを予約してみてはどうでしょうか。

    妊娠中の口内環境について

    こんにちは、院長の水野です。

    今日は、「妊娠中の口内環境」についてお話しますね。

    妊娠中はホルモンバランスが大きく乱れてしまうので、口内のバランスが乱れがちになってしまいます。

    さらに妊娠中は体温が上がりがちなので口内が乾いてしまい、むし歯や歯周病になりやすい環境になってしまいます。

    また、つわりのツラさで歯のケアがおろそかになってしまう場合も少なくありません。

    毎日のご自宅でのケアに加え、歯医者さんで定期的なケアが大切です。

    妊娠前、安定期、出産後などのタイミングで、行きつけの歯医者さんを予約されてはいかがでしょうか。

    歯のどこを磨くのか

    こんにちは、院長の水野です。

    今日は、歯のどこを磨いたらよいか、お話したいと思います。

    よく磨いて欲しいのは、歯と歯ぐきの境目あたりです!

    歯磨きで落とすべきプラークは、歯ぐきではなく歯や被せ物といった固い部分に付着します。

    特に、歯と歯ぐきの境目の“歯”のほうに付着しやすいです。

    歯の形を見て下あごの歯であればやや下、上あごならやや上からなど角度をつけることで歯ぐきを傷つけずに磨くことができます。

    しかし、ホームケアだけで汚れを落としきるのは難しいので、定期的に歯医者さんで行う歯のクリーニングと併用されるとよいと思います。

    2018年10月15日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

    CAD/CAM冠について

    こんにちは、院長の水野です。

    今日は、「CAD/CAM冠(キャドカムカン)」についてお話しますね。

    歯医者さんの治療といえば、むし歯などで削って銀歯を被せたり、詰めたりする様子が頭に浮かぶのではないでしょうか。

    詰め物・被せ物には保険適用の通称銀歯の他にも、様々な素材があります。

    今回お話する「CAD/CAM冠」は、保険適用の白い被せものです。

    白い被せものの中でも着色しにくく、金属を使用しないため金属アレルギーの心配がありません。

    保険適用には適用部位や症例が限定されますが、適用できる場合には選択肢の1つとして治療前に紹介しています。

    金属を使いたくない方なども、どうぞお気軽にご相談ください。

    2018年10月4日 | カテゴリー : 一般歯科 | 投稿者 : smile_user