こんにちは、院長の水野です。
今日は、「小児のお口ぽかん」について、お話します。
口唇閉鎖不全症といわれる、口がぽかんと常に空いた状態のお子さんが増加傾向にあります。
新潟大学、大垣女子短期大学、鹿児島大学が共同で、日本初の「お口ぽかん」に関する全国大規模疫学調査を行いました。
3~12歳の3399人を対象にしたこの調査では、30.7%がお口ぽかんを示しており、年齢とともに有病率が増加傾向にあることがわかりました。
「お口ぽかん」が続くと、健康面だけでなく、歯並びにも悪影響を及ぼす可能性が示唆されています。
口腔機能の発達不全を予防・改善するためにも、日ごろから「噛む」ことを親御さんが意識してあげるとよいかもしれません。