咀嚼について
こんにちは、院長の水野です。
今日は、咀嚼(かむ機能)についてお話します。
咀嚼機能は、ものをかみ砕いてのみ込みやすくするだけでなく、消化をよくし、唾液の分泌を促すことでむし歯や歯周病を防ぎ、食物中の細菌を殺す効果もあります。
また、よくかむことで食べすぎを防ぎ、メタボリックシンドローム予防になると言われています。
さらに、かむことは大脳にも刺激を与え、認知症の予防に役立つこともわかっています。
超高齢社会では、人口の歯を正しく使うことが重要になってきます。
歯を失ったあとでもしっかりかんで食べられることは、健康寿命を延ばすうえで欠かせません。
さらに、要介護になってからも『流動食しか食べられない』『胃ろうを使うしかない』となれば、とてもつらいですよね。
入れ歯などを使って、自分でかんで食べる機能を維持することで、QOL(生活の質)は大きく違ってきます。