こんにちは、院長の水野です。
今日は、「入れ歯のお手入れと肺炎予防」について、お話をしたいと思います。
高齢の方にとって、口腔環境の悪化は誤嚥性肺炎を引き起こす原因となったり命と密接に関わってきます。
入れ歯を毎日清掃する方と比べて毎日清掃しない方では、肺炎発症率が高いという調査結果も出ています。
不潔な入れ歯を使い続けると入れ歯の表面に「デンチャープラーク」という細菌の塊が付着します。
この細菌が気管に侵入することで、肺炎を引き起こす原因となります。
入れ歯ケアについて、少しお話しますね。
入れ歯を磨く際は、入れ歯本体を傷つけないように歯磨き粉などは使用せず、丁寧に磨くをことを心がけてください。
就寝時は外して、洗浄液につけておくことをおすすめします。
一日一回程度、入れ歯の洗浄液につけることで、殺菌し清潔さを保つことができます。
入れ歯を外したあとは、ご自身のお口の中もしっかりケアをしましょう。
残っているご自身の歯はもちろん、歯肉や舌の汚れを落とすことも大切です。