こんにちは、院長の水野です。
今日は、「おでこ体操」について、お話をしたいと思います。
お口の病気は、初期の自覚症状があまりない方が少なくありません。
むし歯や歯周病もそうですが、とくに「かみにくい」「飲み込みにくい」などのオーラルフレイルは、気づかないうちに進行しています。
飲み込む力が弱いと、飲食物が気管に入りやすくなり、誤嚥性肺炎や窒息につながる危険があります。
高齢者の死因上位にある「誤嚥性肺炎」は、細菌の混じった飲食物や唾液が誤って気管に入り、肺まで侵入して起きる肺炎です。
日頃の口腔内ケアと歯科検診時の歯のクリーニングで、常に口腔内の悪い細菌を減らしておきたいですね。
また「飲み込む力を鍛える」ことも大切です。
飲み込む力(のどの筋力)を鍛えるトレーニング方法の1つに、「おでこ体操」があります。
おへそをのぞくようにあごを引き、おでこに手の付け根を当て、手とおでこを押し合います。
5秒程度行うとよいでしょう。
もちろん「かむ力」も大切です。
むし歯や歯周病で痛くて噛めない状態や入れ歯が合わないまま放置すると、どんどん「かむ力」が弱くなってしまいます。
お口のトラブルは放置せずに、歯医者さんで治療をしましょう。
気になるご症状があれば、まずはかかりつけの歯医者さんを予約してみてはいかがでしょうか。