こんにちは、院長の水野です。
今日は、「ドライマウス」についてお話しますね。
超高齢社会の昨今、ドライマウスの患者さんは推定800万人以上といわれています。
ドライマウスの定義はとても広義です。
「誤嚥性肺炎リスクが非常に高い寝たきりの患者さん」から「日常生活において口の渇きが気になる方」まで広範囲に該当します。
ドライマウスは、程度に応じて適切な対応をとることが大切です。
例えば、「全身疾患がなく唾液分泌量の減少により少し話ずらくなった」という程度の場合、日常の生活習慣を少し見直すことで改善する場合があります。
高齢になると水分摂取を嫌う傾向になりがちなので水分補給を増やしたり、香辛料などの刺激物やアルコール飲料の飲みすぎに注意するなどでも、初期の段階では有効です。
唾液マッサージは有効ですが、患者さんが習慣化するのはなかなか難しいものです。
そこでおすすめなのが電動歯ブラシの活用です。