
クリニックブログでは、歯に関する情報や症例、当院の取り組みなどを紹介しています。
毎週水曜日の週1ペースでのんびりと更新しています。
こんにちは、院長の水野です。
今日は、『歯周病の進行スピード』についてお話します。
歯周病は少しずつ進行する病気ですが、その進み方は一定ではありません。
プラーク中の歯周病菌の攻撃力が同じだとしても、からだの免疫力が強いときは進行が止まったり、そのスピードが遅くなったりします。
逆に免疫力が弱くなると急激に進行する、ということを繰り返して進んでいきます。
ふだんは何でもないのに、かぜをひくなどして体調を崩すと「歯ぐきが浮いたように感じる」「歯ぐきがむずがゆい感じがする」ことがあります。
こういうときは歯周病が進行している時期かもしれないので、歯科医院を受診するとよいかもしれません。
咀嚼について
こんにちは、院長の水野です。
今日は、咀嚼(かむ機能)についてお話します。
咀嚼機能は、ものをかみ砕いてのみ込みやすくするだけでなく、消化をよくし、唾液の分泌を促すことでむし歯や歯周病を防ぎ、食物中の細菌を殺す効果もあります。
また、よくかむことで食べすぎを防ぎ、メタボリックシンドローム予防になると言われています。
さらに、かむことは大脳にも刺激を与え、認知症の予防に役立つこともわかっています。
超高齢社会では、人口の歯を正しく使うことが重要になってきます。
歯を失ったあとでもしっかりかんで食べられることは、健康寿命を延ばすうえで欠かせません。
さらに、要介護になってからも『流動食しか食べられない』『胃ろうを使うしかない』となれば、とてもつらいですよね。
入れ歯などを使って、自分でかんで食べる機能を維持することで、QOL(生活の質)は大きく違ってきます。