
クリニックブログでは、歯に関する情報や症例、当院の取り組みなどを紹介しています。
毎週水曜日の週1ペースでのんびりと更新しています。
こんにちは、院長の水野です。
今日は、「小児のお口ぽかん」について、お話します。
口唇閉鎖不全症といわれる、口がぽかんと常に空いた状態のお子さんが増加傾向にあります。
新潟大学、大垣女子短期大学、鹿児島大学が共同で、日本初の「お口ぽかん」に関する全国大規模疫学調査を行いました。
3~12歳の3399人を対象にしたこの調査では、30.7%がお口ぽかんを示しており、年齢とともに有病率が増加傾向にあることがわかりました。
「お口ぽかん」が続くと、健康面だけでなく、歯並びにも悪影響を及ぼす可能性が示唆されています。
口腔機能の発達不全を予防・改善するためにも、日ごろから「噛む」ことを親御さんが意識してあげるとよいかもしれません。
こんにちは、院長の水野です。
今日は、「知覚過敏」について、お話します。
むし歯じゃないのに冷たいものや、甘いもの、ハミガキなどで歯がしみる!
このような症状がある場合、知覚過敏の可能性があります。
歯の表面にあるエナメル質が何らかの原因ではがれたり、ひびが入ったりすることで内側にある象牙質が露出します。
象牙質には細かい管があり、象牙質が露出すると、その管を通って刺激が直接神経に伝わるため歯がしみます。
原因は様々です。
過度な力によるハミガキのブラッシングでエナメル質をキズつけてしまったり、歯ぎしりでエナメル質にひびが入り内側の象牙質が露出することも原因のひとつです。
研磨剤の入っている歯磨き粉をつけすぎて、エナメル質が削れることもあります。
研磨剤のないものや知覚過敏抑制効果のあるものもあるので、歯磨き粉を変えてみるのもよいかもしれません。
かかりつけの歯医者さんにも早めに相談されるとよいでしょう。
軽度の知覚過敏の場合は、象牙質の細かい管を塞いで刺激をブロックする方法があります。
当院では、状態に合った治療方法を提案していますので、気軽にご相談ください。