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四街道スマイル歯科のクリニックブログ

クリニックブログでは、歯に関する情報や症例、当院の取り組みなどを紹介しています。
毎週水曜日の週1ペースでのんびりと更新しています。

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むし歯の進み方

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「むし歯の進み方」について、お話しますね。


むし歯の進行度は、C1からC4まであります。

C1は、歯に黒い着色や白濁(白い斑点)で始まる初期の段階です。
この段階では痛みがなく、自分で気づくことは難しいかもしれません。

C2では、冷たいのものがしみ始めます。
う蝕(むし歯)が象牙質まで進行し、冷たいものでしるなどの自覚症状が現れます。
さらに進むと熱いものまでしみるようになります。

C3の段階では、強い痛みが出ます。

C4は、歯の根っこだけが残っている状態で、痛みはなくなります。
さらに進行して歯の根っ子の先に膿のかたまりができると、歯ぐきの膨張や痛みが出てくることがあります。
ここまでむし歯が進行してしまうと治療がとても大変になります、患者さん本人の負担も増えてしまいます。

定期的に歯医者さんで検診を受けると、初期の段階でむし歯を発見することができます。
また歯のクリーニングも行うことで歯周病予防にもつながります。

しばらく歯医者さんへ行っていないという方は、一度、定期健診に行ってみはいかがでしょうか。

歯周病の進行と症状

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「歯周病の進行と症状」について、お話しますね。

歯周病は、国民病と呼ばれるほど一般に広まっている感染症で、歯ぐきや、歯槽骨(歯を支える骨)などが破壊してゆきます。
歯ぐきから血が出る、膿が出る、口臭がひどくなる、歯がぐらぐらする、などの症状が現れます。

最初は歯肉炎といって、炎症が歯ぐきだけに限られます。放置すると、歯周炎に発展します。

初期の歯周炎は、歯を磨いたり、食べものを噛んだときに出血することがあります。
生活改善や歯医者さんでの歯石除去、毎日のブラッシングで健康な状態に戻ることができます。

中等度になると、炎症が進行し歯肉はさらに腫れ、歯と歯茎の間のポケットが深くなり歯石が深い部分にまでついてしまいます。
歯を支える骨の吸収が進んできます。

重度にまでなると、ほとんど骨は吸収されてしまい、歯のぐらぐらが激しくなります。
些細なことで出血したり、膿が出ることもあります。

歯周病は、できるだけ早いうちに処置を施し、進行を遅らせて歯を長持ちさせることが大事です。
進行を遅らせれば遅らせるほど、歯の寿命が長くなります。

プラーク(歯垢)コントロールの柱となるのが、毎日の歯磨きと歯科医院で受けるプロの口腔ケアです。

歯周ポケットの中に入ったプラークや歯石は歯ブラシでは除去できないので、歯科医院で取り除く必要があります。

しばらく歯医者さんへ行っていないという方は、定期健診もかねて、歯のクリーニングをしてみてはいかがでしょうか。

2022年2月24日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user