乳歯は妊娠中に作られます。
「歯」は、歯のもとになる芽(歯胚)ができそこにカルシウムやリンなどの無機質が沈着し、硬く成熟し(石灰化)、生える準備をはじめます。
乳歯の歯胚は、妊娠7週目からでき始め、妊娠4カ月頃から石灰化が始まります。
お誕生までに乳歯が生える準備はできています。永久歯の歯胚は妊娠4~5カ月頃からでき始め、お誕生頃から石灰化が始まります。
丈夫な歯をつくるためにはカルシウムやリン、タンパク質、ビタミンA・C・Dなどの栄養素を含む食品をバランス良くとることが大切です。
カルシウムとリンは歯の石灰化のために、タンパク質は歯の基礎となり、ビタミンAは歯の表面のエナメル質の形成に、ビタミンCは象牙質の形成に、ビタミンDはカルシウムの代謝や石灰化に影響します。
お母さんの栄養は、お母さん自身の健康を保つと同時に赤ちゃんの歯の正しい発育を促すためものです。
妊娠したら、大切なお子さんとご自身の歯と口の健康のために妊婦健診や歯科を受診しましょう。