歯の神経について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「歯の神経」について、お話しますね。

歯の神経は、歯全体に栄養を運ぶという重要な役割があります。

また噛むことによる刺激を受け止めたり、感じたりしています。

さらに、むし歯になった時に冷たさや痛さを感じます。

このおかげで歯の異常を感知し、発見につなげることができます。

また神経を取った歯は、外見上は骨に埋まり、歯茎に支えられているものの、枯れ葉と同じで栄養が届かずに弱くなっていきます。

まだ歯の神経を治療せずに済んでいる方は、健康な歯をしっかりと守ってゆきたいですね。

神経の治療をした歯がある方は、まだ治療していない歯をしっかりと守りつつ、その後の歯の様子をしっかりとフォローしてゆく必要があります。

3ヶ月から半年に一度は定期的な歯の検診やクリーニングをお勧めいたします。

骨粗しょう症と口腔ケア

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「骨粗しょう症と口腔ケア」についてお話しますね。

骨粗しょう症は、歯を支えているあごの骨も弱くなり、歯の周りの組織に炎症を起こしやすくなるため、歯周病になりやすくなります。

歯周病が悪化すると、あごの骨にも炎症が広がり、重篤な骨の病気にかかってしまうことがあります。

下くちびるや下あごあたりに痺れがあったり、あごに鈍い痛みが続いているなどの症状がある方は早めに担当医に相談されるとよいでしょう。

骨粗しょう症の方は、健康な人以上に、毎日のブラッシングを丁寧にし、口腔内を清潔に保つようにしてください。

また歯医者さんでの定期的な検診と歯のクリーニングも大切です。

骨粗しょう症の治療中の方が歯医者にかかるときは必ず、骨粗しょう症である旨を伝えてくださいね。

骨粗しょう症の方の歯科治療には、担当の医師と歯科医師の連携が必要です。

歯の定期健診が節約になるか

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「歯の定期健診が節約になるか」お話していと思います。

先日、「歯医者さんに聞いてみた! 歯の定期メンテナンス=トータル300万の節約になる理由」という記事がネットに出ていました。

次のような内容でした。

予防歯科のために歯医者に通うと、1回に付き3,000円程度かかることが多く、3ヶ月から半年に1度の通院で年額にすると1万2,000円〜6,000円ほどになる。

それに対し、痛むほど悪化していれば1回の治療で2,000円〜4,000円、それを短い期間で何回か通わなければならなくなり、1か所の虫歯を治療するだけで総額1万円以上かかることもある。

また治療が終わっても、入れ歯やインプラントは加齢や口内の状況、入れ歯の消耗具合に応じて定期的な作り替えが必要になる。

虫歯の治療費と入れ歯の維持費を総合すると、80歳までの治療費は430万円ほどになるの対し、歯をメンテナンスしていけば150万円程度
だから、歯科に定期的に通うのが結果的に節約になるというものでした。

治療費に注目した試算のようですが、オーラルフレイルが原因でフレイルになってしまうことで、生活や介護の面でも金銭的な負担はUPするかもしれませんね。

新型コロナウィルスの対策

こんにちは、院長の水野です。

新型コロナウィルスの影響による自粛生活が続いていますね。

患者さまにおかれましても、ご自愛のほど心よりお祈り申し上げます。

当院では、定期健診を再開し、院内の感染症予防・拡散防止のための衛生管理対策を徹底しながら診療にあたっております。

混雑を減らすために患者様の予約・受け入れを調整したり、患者さまごとのユニットはもちろん、院内の清掃・消毒を強化しています。

院内スタッフの健康管理に力を入れ、フェイスシールド・マスクなどの着用も徹底しています。

一軒家タイプの構造ゆえ、ウィルス対策で重要な十分な換気ができることも大きな安心材料の1つです。

また来院患者さまのマスク着用や検温のご協力をお願いしています。

自己判断で治療の中断をされていた方のお口の中が悪化して、痛みが出てしまったというお電話が少し増えてきています。

できる限りの新型コロナ対策をしておりますので、痛みが激しくなるまえに、ご相談ください。

ドライマウスとシェーグレン症候群

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「ドライマウスとシェーグレン症候群」についてお話しますね。

口の中が乾燥する「ドライマウス」の原因はさまざまで、薬の副作用や加齢、精神的な緊張、口呼吸、自己免疫疾患や糖尿病などの病気、放射線治療、骨髄移植などがあります。

「ドライマウス」の原因となる病気の中で、最近注目を集めているのが「シェーグレン症候群」です。

「シェーグレン症候群」は、体を守るはずの免疫が自身の唾液腺や涙腺を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。

「シェーグレン症候群」の患者さんの多くにドライマウスやドライアイなどの症状があります。

特に中高年の女性に多いのも特徴の一つです。

3ヶ月以上続く乾燥症状がある場合は、一度、かかりつけ医に相談なさるといいかと思います。

唾液の分泌が減ることでさまざまな病気のリスクが高まります。

「ただの口の乾燥」と軽く考えずに、医療機関にご相談ください。

「歯の萌出」について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「歯の萌出」についてお話しますね。

歯が生えることを医学用語で「萌出(ほうしゅつ)」といいます。

歯は、乳歯も永久歯も母胎のなかですでに発生がはじまっていて、乳歯は胎齢6週間位から、永久歯は早い歯だと胎齢6ヶ月ごろから始まっています。

乳歯は20本、永久歯は32本ですが、なんらかの原因で正常よりも多く生えてしまう場合もあります。

その歯を過剰歯といい、障害を起こしやすいので抜歯されることが多いです。

また乳歯と交代するはずの永久歯が萌出しないこともあります。

この場合には、乳歯を大切にしなければいけません。

過剰歯や継承歯なしのかたは、診療をしていると時々見かけます。

定期健診で通っていただいて、経過観察を行ったり治療計画を相談しています。

もし気になる症状があれば、一度、歯医者さんにご相談ください。

噛み合わせについて

こんにちわ、院長の水野です!

今日は、「噛み合わせ」についてお話しますね。

歯を失う原因は、虫歯・歯周病・歯ぎしり・食いしばりによる歯の破折などがあります。

虫歯や歯周病は治療しても、歯ぎしり・食いしばりは放置してしまう方が多いように思います。

歯ぎしり・食いしばりは相当な圧力がかかり、歯や顎にかかる負担は小さくはありません。

放置すると、歯がすり減ったり顎関節症の原因になってしまうことがあります。

歯医者さんでは、マウスピースを使って顎関節の負担を軽減させたり、補綴治療で咬合平面を作り直し、症状を改善させることができます。

銀歯などの詰め物の高さを少し調整するだけでも、症状が大幅に改善することもあるんですよ。

どんな些細な質問でも気軽に相談してくださいね。

歯の外傷について

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「歯の外傷」についてお話しますね。

転んだりぶつけるなどの転倒接触事故で、歯が欠けたり、折れてしまうことがあります。

歯に大きな力がかかると歯やその周辺組織にダメージを受けます。

出血のある歯肉の損傷から歯がしみるようになってしまう神経の損傷など、ダメージによって症状は様々です。

歯根幕や骨、歯肉の損傷は、適切な処置で治癒することが多いです。

神経の損傷は炎症度合いが低ければ治癒しますが、ある一定以上の炎症になると神経が壊死してしまうこともあります。

また、欠けたり折れてしまった歯は自然治癒することはなく、歯医者さんで接着処置や修復が必要になります。

もし、大切な歯が折れたりかけてしまった場合は、早めに歯医者さんに相談するとよいでしょう。

当院では、できるだけ歯や神経を保存することに最善を尽くしていますので、気軽にご相談ください。

2020年5月28日 | カテゴリー : 一般歯科 | 投稿者 : smile_user

ブリッジについて

こんにちは、院長の水野です!

今日は、「ブリッジ」についてお話しますね。

ブリッジとは欠損した所を両隣の歯を支持として使い、欠損した所を補う治療です。

ブリッジの長所は取り外しがないため、違和感が少ないことです。

短所は支持として用いる歯は削る必要があることです。

日本補綴学会では、「歯の欠損の補綴歯科診療ガイドライン2008」によると、「1歯の中間欠損に対して,5年生存率でみると,インプラントとブリッジでは差はなく,機能的にもインプラントが有効であるというエビデンスは存在していない」とまとめています。

海外の論文では、10年推定生存率がインプラントよりもブリッジのほうが高いという報告もあります。

ブリッジ以外にも、欠損した歯を補う治療方法は複数あります。

当院では、患者さまのお口の状態や事情などを十分に考慮して、最前な治療を提案しています。

歯を失ったまま放置すると様々な問題が起きてきますので、欠損した歯がある方は一度歯医者さんに相談されるとよいかもしれません。

金属アレルギーについて

こんにちわ、院長の水野です!

今日は、『金属アレルギー』についてお話しますね。

金属アレルギーを発症し、治療をされても症状が改善されない方は、お口の中の銀歯などが原因となっている場合があります。

一度、主治医と相談し、パッチテストなどのアレルギー反応検査で原因となる金属を特定し、お口の中の金属をより安全な材料に置き換えること(原因除去療法)を検討されてもよいかもしれません。

自費診療のセラミックスの詰め物や被せ物は安全な材料の代表といわれています。

保険診療では、治療部位に制限がありますが、ハイブリッドレジンクラウン(CAD/CAM冠)があります。

長期的に安定した治療成績が望めるオールセラミックスインレーやクラウンを装着することがもっともよいとは思いますが、自費診療となるため費用がかかります。

まずはできる限り保険適用内でより安全な材料に置き換え、機会を見てさらに長期的に安定したものへと作り変えていく事もひとつの方法だと思います。

当院では患者様の希望を十分に考慮した最善の治療ができるよう努めております。
どうぞ気軽にご相談ください。

2020年5月2日 | カテゴリー : 一般歯科 | 投稿者 : smile_user