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歯の生え替わり期、永久歯確認を…「過剰歯」や「先天性欠如」発見し対応

子どもの歯は、小学校入学前後から永久歯に生え替わり始める。この時期に歯科を受診し、永久歯が育っているかどうか、確認するといい。そして生え始めた永久歯がむし歯にならないよう、大人が仕上げ磨きを励行し、定期的な歯科受診を心がけたい。

 20本の乳歯が親知らずを除く永久歯28本に生え替わるのは、おおむね6歳から12歳にかけて。乳歯だけ生えているように見えても、あごの中で「歯胚」と呼ばれる永久歯の“芽”が育っている。大阪歯科大教授で小児歯科専門医の有田憲司さんは「小学校に入学する前後に歯科を受診して口元のエックス線検査を受け、永久歯の発育状況を確認してほしい」と話す。

 受診により、永久歯の数が生まれつき少ない「先天性欠如」や、あごの中で十分に育たずに生えてくる「形成不全」がわかる場合がある。原因は不明だが、どちらも子どもの10%前後にみられるそうだ。「通常より歯の多い『過剰歯』のケースもある。早期発見して対応すれば、自然な歯並びの育成や歯の治療につなげられる」と言う。

 一方、生えたばかりの永久歯は未成熟で抵抗力が弱く、むし歯になりやすい。成熟した永久歯になるまでに3年程度かかるとされ、小学3年頃までは、大人が仕上げ磨きをすることが大切という。有田さんは「膝の上に子どもの頭を乗せ、あおむけに寝かせる。歯ブラシを鉛筆のように持ち、『シャッシャッ』と音がなる程度の、軽い力で磨くといいでしょう」と助言する。

 最もむし歯になりやすいのは、乳歯の奥に新たに生える第1大臼歯。生え始めは手前の乳歯よりも高さが低いため、歯ブラシが届きにくい。口の横から歯ブラシを入れて、小刻みに動かすのがコツだ。奥歯は生えたことに気付かないことも多いといい、「下の前歯が抜けたら、奥歯も生え始めるサインと考えられます」と有田さん。「初期のむし歯なら削らずに治すことができる。早期発見のためにも、3か月に1度は歯科に通う習慣を」と呼びかける。

 歯ブラシ選びも大切だ。ライオン歯科衛生研究所の歯科衛生士、阿部有美子さんは「生え替わり期は歯並びがデコボコしており、磨き残してしまいやすい。奥まで届く長さで、ヘッドの小さい子ども用歯ブラシを選ぶと安心です」と話す。「6~12歳」「生え替わり期用」などと表示されている商品だ。

 歯磨きの主な目的は、むし歯の原因となる細菌の塊「プラーク(歯垢)」を取り除くこと。毛先が開いたり毛のコシがなくなったりした歯ブラシは、歯磨きの効果が落ちている。使用して1か月が交換の目安という。「歯磨き粉は歯質を強くするフッ素配合の品がむし歯予防に有効です。また、歯磨き後に口を水ですすぎ過ぎると、フッ素の効果が薄れてしまう。すすぎは10~15ミリ・リットルの水で、1回程度で済ませましょう」とアドバイスしている。
生え替わり期の歯の手入れのポイント

 ・仕上げ磨きはリビングなど明るい場所で。磨いている間は呼吸しづらいので、何度か短い休憩を挟む。

 ・間食が多いとむし歯になりやすい。回数を決め、だらだらと食べさせない。

 ・歯間の歯垢はデンタルフロスを使って取る。特に乳歯の奥歯の間に注意。

 ・乳歯のむし歯は放置しない。きちんと治療し、歯磨き習慣をつける。

by 読売新聞 2017/02/28