ドライマウスとシェーグレン症候群

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「ドライマウスとシェーグレン症候群」についてお話しますね。

口の中が乾燥する「ドライマウス」の原因はさまざまで、薬の副作用や加齢、精神的な緊張、口呼吸、自己免疫疾患や糖尿病などの病気、放射線治療、骨髄移植などがあります。

「ドライマウス」の原因となる病気の中で、最近注目を集めているのが「シェーグレン症候群」です。

「シェーグレン症候群」は、体を守るはずの免疫が自身の唾液腺や涙腺を攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。

「シェーグレン症候群」の患者さんの多くにドライマウスやドライアイなどの症状があります。

特に中高年の女性に多いのも特徴の一つです。

3ヶ月以上続く乾燥症状がある場合は、一度、かかりつけ医に相談なさるといいかと思います。

唾液の分泌が減ることでさまざまな病気のリスクが高まります。

「ただの口の乾燥」と軽く考えずに、医療機関にご相談ください。