生え始めたばかりの乳歯

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「生え始めたばかりの乳歯」について、お話をしたいと思います。

0歳のお子さんの生え始めたばかりの乳歯の歯並びを心配なさる親御さんは少なくありません。

歯は骨の中で作られますが、その時点ではきれいに並んでいないため、生えるときには曲がったり前後にずれることはよくあることです。

歯の生えそろう3歳くらいまでは、歯並びの形成途上なので事前に治るのを見守っても大丈夫ですよ。

歯並びは遺伝による影響のほか、口の周囲の筋肉の発達も重要です。

離乳食は、お口の発達に合わせた食材を適切な形状で与えましょう。

歯並びやかみ合わせの健全化につながってゆきます。

また、小さいうちから歯磨きを習慣にしたいですね。

1歳半健診くらいのタイミングで、かかりつけの歯科医を探しみるとよいでしょう。

口腔がんについて

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「口腔がん」について、お話をしたいと思います。

厚生労働省が公表した2022年人口動態統計月報年計によると、死因別で最も多いのは、がん(悪性新生物)の38万5787人で全体の24.6%でした。

そのうち、口唇や口腔及び咽頭がんで死亡したの人数は8,429人です。

また、肺炎での死亡者数は7万4002人で、そのうち誤嚥性肺炎は5万6068人でした。

歯科検診や歯のクリーングで歯科医院を訪れた際に、長引く口内炎や舌のできものを相談したところ口腔内のがんが見つかったという話は時々あります。

また誤嚥性肺炎は、口腔内を清潔にすることで予防につながります。

口腔内を清潔に保ち、健康な歯を多く残すことで将来の健康につながります。

しばらく歯科医院に行っていないと思ったら、一度、お近くに歯科医院を受診してはいかがでしょうか。

2024年2月22日 | カテゴリー : 予防歯科 | 投稿者 : smile_user

スポーツマウスガードのすすめ

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「スポーツマウスガード」について、お話をしたいと思います。

「スポーツマウスガード」という言葉は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

マウスガードの着用率は1994年で2%でしたが2001年には86%にまで上昇しました。

それに伴い、受傷率が23%から12%に減少しています。
(川良 美佐雄 マウスガードの機能と効果、臨床スポーツ医学2003より)

ボクシングやアメリカンフットボール、ラクロス(女子)、インラインホッケーなどスポーツマウスが義務化されているスポーツがあります。

また柔道やレスリング、サッカーやバスケットボール、体操などのマスガードの装着を推奨するスポーツも数多く存在します。

スポーツマウスガードは身近な存在となってきているのが分かりますね。

スポーツマウスガードを装着することで、歯や顎の保護、口腔周囲の怪我防止、脳震とうの予防につながります。

スポーツマウスガードは2種類あります。

1つは、マウスフォームドタイプで、店頭やインターネットで購入して装着します。

もう1つは、カスタムメイドタイプです。

カスタムメイドタイプは、歯科医院で歯型をとって作るオリジナルです。

激しいスポーツをなさっていたりケガの心配が強い方は、カスタムメイドタイプをおすすめします。

自費診療のため費用はかかりますが、競技にあった強度の素材を選択してご自身の歯型に合わせて作るため、適合度や効果が高いためです。

マウスガードは嚙み合わせを良くするため、身体機能の向上にも期待できると言われています。

興味のある方は、お近くの歯科医院で一度相談されてはいかがでしょうか。

入れ歯のお手入れと肺炎予防

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「入れ歯のお手入れと肺炎予防」について、お話をしたいと思います。

高齢の方にとって、口腔環境の悪化は誤嚥性肺炎を引き起こす原因となったり命と密接に関わってきます。

入れ歯を毎日清掃する方と比べて毎日清掃しない方では、肺炎発症率が高いという調査結果も出ています。

不潔な入れ歯を使い続けると入れ歯の表面に「デンチャープラーク」という細菌の塊が付着します。

この細菌が気管に侵入することで、肺炎を引き起こす原因となります。

入れ歯ケアについて、少しお話しますね。

入れ歯を磨く際は、入れ歯本体を傷つけないように歯磨き粉などは使用せず、丁寧に磨くをことを心がけてください。

就寝時は外して、洗浄液につけておくことをおすすめします。

一日一回程度、入れ歯の洗浄液につけることで、殺菌し清潔さを保つことができます。

入れ歯を外したあとは、ご自身のお口の中もしっかりケアをしましょう。

残っているご自身の歯はもちろん、歯肉や舌の汚れを落とすことも大切です。

歯周病と感染リスクについて

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「歯周病と感染リスク」について、お話をしたいと思います。

ウィルスが口から粘膜へ侵入する際、口の中の細菌が侵入を手助けしてしまっていることがあります。

数ある細菌の中でも歯周病菌は特に強力で、歯周病菌の助けを借りて侵入したウィルスは増殖して様々な症状を引き起こします。

逆にいえば、ウィルス性の風邪やインフルエンザなどは、歯周病菌を減らすことで感染リスクを低下させることができます。

歯周病は、プラーク(歯垢)という最近の塊の中に潜んでいて、毎日しっかり歯磨きをしても完璧に除去することは難しく、口の中に蓄積されていきます。

日頃の歯磨きに加え、フロスや歯間ブラシなどを使うと除去率がUPします。

また、定期的に歯医者さんで歯のクリーニングを行い、セルフケアでは取り切れなかったプラークを除去すると良いでしょう。

特に、今年は全国でインフルエンザが異例の流行状況となっており、手洗いとうがいに加え口腔環境のケアも心がけてウィルス感染を予防したいですね。

巾着を頂きました

通ってくださっている患者さんから手作りの巾着を4枚頂きました。

当院では、小学生以下のお子さんを持つママさんスタッフが多く、皆さんとても喜んでいました。

千葉県 四街道市 歯科 歯医者 四街道スマイル歯科

お気遣いありがとうございます。

2023年10月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : smile_user

乳歯が茶色い、むし歯かな

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「乳歯」について、お話をしたいと思います。

乳歯は、白色から青白色(せいはくしょく)をしており、永久歯よりも白く見えます。

そのため、乳歯の表面に黄色や茶色のシミがついていると目立ちます。

着色の原因はさまざまですが、多くの場合は茶渋などの食品の色素沈着、口の中の細菌(特に嫌気性菌(けんきせいきん))が代謝の際に出すものの蓄積、初期のむし歯などがあります。

小児歯科も歯の治療の基本は一般歯科と同じですが、お子さんの永久歯を視野に入れながら、むし歯予防に力を入れています。

乳幼児のむし歯の治療は、大人のむし歯治療のようにスムーズにはいきません。

怖がって口をあけてくれなかったり、暴れてしまうなど、思うように治療をすすめられないことが多々あります。

安全に治療を行うことができない場合には、むし歯の進行を抑える薬を塗布してお子さんが治療できるようになるまで待ったり、大学病院を紹介して治療することだってあります。

そうならないためにも、仕上げ磨きを毎日おこない、日頃から歯の健康を意識してあげてください。

また、気になる症状がなくても定期的に歯医者さんで歯のクリーニングをして茶渋などの汚れを落としたり、フッ素を塗布してむし歯予防をするとよいでしょう。

医療機器グローブ導入歯科医院認定証を頂きました

こんにちわ、院長の水野です。

FEEDさんから、グローブ導入認定証を頂いたのでUPしました。

四街道スマイル歯科では、医療機器グローブを導入しています

当院では、患者さまに安心して治療を受けて頂くために、医療用ニトリルグローブを導入しております。

患者さま一人ひとりの治療前後にユニットの徹底的な清掃をするだけでなく、待合室なども一定時間ごとにウィルス除去・滅菌・殺菌をしています。

待合室は常に窓をあけて換気しておりますので、エアコンはMAXでつけていますが夏は暑く、冬は寒いです。すみません。

ビニールスリッパも一定時間ごとに滅菌・殺菌をしていますが、不織布製の使い捨てスリッパや紙タイプの使い捨て中敷きなども用意しております。

これからもコロナなどの感染症を予防するため、尽力してゆきたいと思います。

2023年9月29日 | カテゴリー : お知らせ | 投稿者 : smile_user

低ホスファターゼ

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「低ホスファターゼ」について、お話をしたいと思います。

低ホスファターゼ症は、骨の強さや成長にかかわる酵素の働きが弱いために起こる病気です。

過去には、症状が軽い方が骨粗しょう症と間違えられてしまったという事例もあったようです。

一般的に乳歯は6歳ころから永久歯に生えかわり始めますが、低ホスファターゼ症のお子さんはそれより早く歯がぐらついたり抜けたりする場合が多いです。

低ホスファターゼ症で抜けた歯は、セメント質がうまく作れないため動いたり抜けたりしやすく、抜けた歯の歯根が長いことが特徴です。

もし、お子さんがまだ4歳以下なのに、複数の乳歯がぐらぐらしたり抜けはじめるようなことがあれば、抜けた歯を持参して、かかりつけの歯科医に相談すると良いでしょう。

低ホスファターゼ症は、幼児期の歯の変化から早期に発見することができることが多い病気です。

乳歯が抜ける症状だけで終わる方もいますが、進行性疾患による他の症状が複数現れる方もいます。

早期発見で、適切な治療を受けることが大切です。

赤ちゃんのよだれが多い理由

こんにちは、院長の水野です。

今日は、「赤ちゃんのよだれが多い理由」について、お話をしたいと思います。

一般的に赤ちゃんのよだれが多く分泌されるのは歯が生え始める生後6~8カ月頃です。

歯の萌出の頃になると、赤ちゃんはなんでも口にもってきて確かめようとします。

その刺激がきっかけとなり、唾液の分泌が促進されます。

離乳食を始める合図であるとも言われています。

ダラダラ垂れるくらい唾液がでてしまいますが、それは口腔周囲の筋肉が未発達で口が開けっ放しになるためです。

お子さんが成長するにつれ、口の周りの筋肉が発達すれば自然によだれが垂れることもなくなります。

お子さんの歯が生えたら、一度、歯医者さんへ連れていってはいかがでしょうか。

乳歯にフッ素を塗布することで、むし歯になりづらい丈夫な歯にすることができます。

また既にむし歯がある場合は、早期発見により最小限の治療でむし歯を治すことができます。

お子さんがまだ小さくてむし歯の治療が難しい場合には、むし歯の進行止めを塗り、安全に治療ができるようになってから、むし歯の治療をすることもできます。

どうぞ気軽にお問い合わせください。