クリニックブログでは、歯に関する情報や症例、当院の取り組みなどを紹介しています。
毎週水曜日の週1ペースでのんびりと更新しています。
こんにちは、院長の水野です。
今日は、「スポーツマウスガード」について、お話をしたいと思います。
「スポーツマウスガード」という言葉は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
マウスガードの着用率は1994年で2%でしたが2001年には86%にまで上昇しました。
それに伴い、受傷率が23%から12%に減少しています。
(川良 美佐雄 マウスガードの機能と効果、臨床スポーツ医学2003より)
ボクシングやアメリカンフットボール、ラクロス(女子)、インラインホッケーなどスポーツマウスが義務化されているスポーツがあります。
また柔道やレスリング、サッカーやバスケットボール、体操などのマスガードの装着を推奨するスポーツも数多く存在します。
スポーツマウスガードは身近な存在となってきているのが分かりますね。
スポーツマウスガードを装着することで、歯や顎の保護、口腔周囲の怪我防止、脳震とうの予防につながります。
スポーツマウスガードは2種類あります。
1つは、マウスフォームドタイプで、店頭やインターネットで購入して装着します。
もう1つは、カスタムメイドタイプです。
カスタムメイドタイプは、歯科医院で歯型をとって作るオリジナルです。
激しいスポーツをなさっていたりケガの心配が強い方は、カスタムメイドタイプをおすすめします。
自費診療のため費用はかかりますが、競技にあった強度の素材を選択してご自身の歯型に合わせて作るため、適合度や効果が高いためです。
マウスガードは嚙み合わせを良くするため、身体機能の向上にも期待できると言われています。
興味のある方は、お近くの歯科医院で一度相談されてはいかがでしょうか。
こんにちは、院長の水野です。
今日は、「入れ歯のお手入れと肺炎予防」について、お話をしたいと思います。
高齢の方にとって、口腔環境の悪化は誤嚥性肺炎を引き起こす原因となったり命と密接に関わってきます。
入れ歯を毎日清掃する方と比べて毎日清掃しない方では、肺炎発症率が高いという調査結果も出ています。
不潔な入れ歯を使い続けると入れ歯の表面に「デンチャープラーク」という細菌の塊が付着します。
この細菌が気管に侵入することで、肺炎を引き起こす原因となります。
入れ歯ケアについて、少しお話しますね。
入れ歯を磨く際は、入れ歯本体を傷つけないように歯磨き粉などは使用せず、丁寧に磨くをことを心がけてください。
就寝時は外して、洗浄液につけておくことをおすすめします。
一日一回程度、入れ歯の洗浄液につけることで、殺菌し清潔さを保つことができます。
入れ歯を外したあとは、ご自身のお口の中もしっかりケアをしましょう。
残っているご自身の歯はもちろん、歯肉や舌の汚れを落とすことも大切です。